縄文杉を見に行ってきた

縄文杉とは

縄文杉は屋久島に生えているめちゃくちゃ巨大で樹齢が推定7200年(諸説あり)、日本一の樹齢といわれている杉のことです。
小学校の国語の教科書で"きみはいくつ?"から始まる詩『屋久島の杉の木』で知った方もいるのかもしれませんし、TV番組などで一度は行ってみたい的なポジションで出てくるので映像で見たことある方もいるかもしれません。

私も何で知ったのかは覚えてないですが、一度は行ってみたいリストにいつの間にかランクインしていたので今回意を決して行ってきました。
興味がある人の参考になれば幸いです。
なおミリオンライブ成分は出てきませんのであしからず。

どうやって行く

屋久島は本州最南端の鹿児島からさらに南に行った離島です。
地続きではないので行く方法は空路・航路となりますが、一般的には3種類。
①直行便で鹿児島空港or福岡空港or伊丹空港(大阪)で屋久島空港へ行く
②鹿児島港から高速船で行く
③鹿児島港からフェリーで行く
今回は関東から行ったので一番楽なのは①なのですが大型連休2か月前の時点で鹿児島空港経由の直行便は埋まっていたため②で行くことになりました。
③は自家用車など持っていく用途がなければ選択肢には上がらないかと。
ちなみに後述しますが①でも②でも縄文杉トレッキングの集合時間の早朝(というより未明)には間に合いませんので前日入りが必要になりますし、縄文杉トレッキングRTAでもしない限り終わった後の最終便や最終船にも間に合いませんので後泊が必要になります。
というわけでどういう手段で屋久島に行こうが、縄文杉を見たければ最低でも屋久島に2泊3日が必要です。

いくらかかる

今回実際にかかった費用をもとにお話しします。
絶対に必要なお金としては
(a)屋久島までの渡航費
(b)屋久島での宿代
(c)縄文杉トレッキングの登山バス代
上記3点になります。
さらにこれに加えて
(d)滞在中の食費
(e)ガイドや現地までの送迎にかかる代金
(f)登山用具代
こんな所じゃないでしょうか。

絶対に必要

(a)屋久島までの渡航費 :56000円
前述のとおり高速船で鹿児島から屋久島へアクセスしています。
しかしながら私は関東在住なので当然鹿児島に行くまでにもお金がかかります。
高速船は2022年5月現在で往復21100円、今回は大型連休前後の渡航だったため鹿児島までの航空券代がかさんで往復約35000円。
屋久島に行って帰ってくるだけですでに56000円かかってます。
高速船代は固定ですが、早割など駆使して安い時間帯の便やLCCなどを組み合わせれば35000円くらいまでは削れそうな気はします。とはいえそういう便を使うと屋久島滞在時間に制限が出たり船の時刻表の関係で鹿児島での宿泊が必要になったりするので現実的には40000円前後ってところですかね。

(b)屋久島での宿代 :10000円
今回は素泊まりの民宿「里町」を利用しました。だいたい素泊まりの民宿は1泊5000円前後でしたが探せばもっと安いところがあるかもしれません。
ただしガイドを頼んで送迎する場合には送迎可能地域が限られたりすることもあるし、公共交通機関やタクシーで登山バス乗り場にアクセスする場合の利便性を考えても島の主要地区である宮之浦・安房が望ましいでかと。そうすると相場はやっぱり2泊で1万円前後に落ち着くと思われます。
ちなみに温泉がいいとかホテルじゃなきゃいやだって人向けに、島には豊富な宿泊施設があるので安心してください。
屋久島の安房地区の民宿「里町」さんは昔縄文杉ガイドをやっていたご主人とその奥様が営む民宿で、お部屋やお風呂は正直普通ですが共有スペースにパンが置いてあって旅行中の軽食やトレッキングのおやつに活用させてもらったり、置いてあった屋久島の焼酎「三岳」を自由に飲めるのがいいのと、立地的に安房の中心地にほど近いので飲食店が近いのが好都合で選んでよかったと思いました。

(c)縄文杉トレッキングの登山バス代 :2400円
縄文杉トレッキングする場合には荒川登山口から上る場合がほとんどですが、一般車(レンタカー含)は規制のため登山口までいけませんのでふもとの屋久杉自然館まで行ってから登山バスに乗り換える必要があります。その登山バス代(環境保全金1000円込)がこれです。
代替手段としては予約タクシーになりますがこの場合でも 環境保全金1000円はかかりますし、人数によりますが基本的にはバスより少し割高になります。
今回はガイドを頼んだのでバスでしたが2-3人で自分たちのペースで進む場合にはタクシーもありかな、と思います。

というわけで私たちの場合絶対に必要な分だけですでに68400円です。
頑張って鹿児島への渡航費を安く抑えても50000~55000円くらいはかかることを覚悟した方がいいと思います。

プラスアルファ

(d)滞在中の食費 :人による(今回は滞在中6食で10000円くらい)
上記(b)は素泊まりの宿なので食費は全く入っていません。
プラスアルファに入れたのはここは人によって差が出そうだからこっちに入れただけです。
屋久島にきて縄文杉トレッキングだけする場合であれば到着日の夕飯、屋久杉トレッキングの朝昼夜、翌日の朝ごはんの合計5食になると思います。
到着日の夕飯については宮之浦や安房など主要集落ではご飯どころはたくさんあります。だいたい定食屋さんで1000~1500円くらいと普通の観光地並みのお値段です。地のものである”首折れサバ”や”トビウオ"をメインにしたメニューだと1500~2000円くらいのことが多いイメージ。芸能人のサインが並んでいるようなお店でもめちゃくちゃ高いってことはないですが、混雑する期間に来訪するなら事前の予約は必須です。
トレッキング翌日の朝ごはんはそもそも屋久島で朝からやっているお店が少ないので10時くらいまで待つか、いくつかあるベーカリーなどを頼りにすることになるかと思います。宿で朝食がつけられるなら相談してみるのも手だと思います。
トレッキングの日は後述しますがくっそはやい朝飯と登山中に食べる昼飯は基本的にお弁当です。島のお弁当を一手に引き受けるあさひ弁当さんだと朝昼で1040円、別に自分で用意しても構わないと思いますが島には24時間のコンビニなどないので計画的に。
トレッキング後の夕飯は初日と同じで周辺で食べる感じになると思いますが…問題はトレッキング後は普通の人ならそれなりにつかれていると思いますので遠出したくないという1点のみ。元気がある前日にめぼしつけておくといいと思います。

(e)ガイドや現地までの送迎にかかる代金 :手段による(今回はガイド・送迎代1人1万円)
今回は初めての縄文杉トレッキングかつ全員登山初心者だったのでガイドさんをお願いしました。
今回のプランでは他の旅行者も併せて7人1組でしたが、割増しにすれば自分たちの組だけで貸し切りガイドなどもできるとのことその場合1組で約7-8万前後になるみたいですが、送迎で他のところによったり他の人の都合でトイレ待ちしたり休憩しなくてもいいのは魅力的です。特にGWや夏休みの週末など繁忙期は女性用トイレが混雑・渋滞するので男性グループでガンガン行きたい場合や、逆に女性グループで他の人のことを気にかけたくない場合などメリットは貸し切りも考慮の余地ありです。
ガイドが必要かどうかという点では縄文杉トレッキングは道に迷うようなコースではないのでガイドがいなくても縄文杉を見て帰ってくるだけであれば体力さえあれば問題ないと思います。しかしながらトレッキング中の動植物の説明や以前林業で栄えていたころの話やところどころに出てくるいわゆる写真撮影スポットの小話は聞いていてだの志位ですし、なにより道中のペース配分やトイレの間隔や登山中のマナーといった心配事が減るのが大きいと思います。行って帰ってきた後でも初めて行くならやっぱガイドいた方がいいな、というのが正直な感想です。
また今回はガイドによる宿までの送迎がありましたが、それがない場合は(c)で話題に出したタクシーの事前予約もしくは公共バスから登山バスへの乗り継ぎなどでの荒川登山口へのアクセス手段も必要になります。
この辺の料金やメリットデメリットなどはネットで調べると出てくるので本当に行こうと思ったらちゃんと調べることをお勧めします。

(f)登山用具代 :手持ち道具次第(今回はリュックサック、レインウェア、トレッキングシューズレンタルで4000円)
登ってみてマジで必要だと思ったのはリュックサック、トレッキングシューズの2点のみです。(天候に恵まれたからレインウェア使わずに済んだだけでレインウェアもほぼ必須だと思います)
トレッキングシューズは後半が山道になるのと基本的に地面が濡れていることが多いので必須だと感じました。
リュックサックは道中で湧き水汲めるので日帰りなら500mlペットボトル1-2本、朝昼の弁当、着脱した防寒着やレインウェアと折り畳み傘が入るような30L前後のサイズで十分だと思います。登山中基本雨が降るので防水のものもしくは上からカバーがつけられるようなのにするか、中身をジップロックで小分けして水濡れ対策するなどが望ましいかと。担いでる時間が長いのでできれば胸の前と腰の前でも長さ調整できて体に密着させられるタイプだと道中が楽です。
レインウェアは登山中、どこかしらで雨が降るといわれているので防寒対策も含めて持っていくのがいいと思います。屋久島での日中は半そででもいいくらいの日でも縄文杉付近は止まっていると寒さを感じたのでカッパみたいな簡素なものでなく上下別れるタイプのしっかりした素材のものを準備するのがおすすめです。
登山用品レンタルは富士登山に続いて2回目ですが数年に1回の登山だとレンタルの方が旅行の荷物へるし楽だな~と思ってます。
登山用ヘッドライトは日の短い時期か超早朝にタクシーで登山口に行くとかでなければ上るころには普通に明るいので不要だと感じました。ストックは富士登山で使って思いましたが普段から使っていないとうまく扱えないので私は不要派ですが、下りの際に膝への負担などを上半身で受けられるので脚へのダメージを減らしたいならアリだと思います。

結局GW中に屋久島でいくら使ったのよ

上記のほかにこまごまとした移動とかもあるしトレッキング翌日はレンタカー借りて島内観光もしたので2泊3日でだいたいトータルで10万円くらいでしょうか。
安い時期にガイドなしで自前の道具で行って公共交通機関を駆使して贅沢しなければ6~7万円が現実的なラインだと思います。
鹿児島が近いとか夜行バスで鹿児島までの往復を極端に安く済ませられるのあれば別ですがやはり離島なので普通の旅行よりは少しお金がかさんでしまう印象はありますが…それでも行く価値はあるというのが行ってみてきた個人的な感想です。

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