キムチクラに参加してきた(備忘録)

キムチクラに参加するまで

8/23に韓国のソウルで行われたキムチクラに参加してきたので記憶が新鮮なうちにいろいろ書き残しておこうと思います。
キムチクラに参加することを決めたのはミリオンライブのキムチクラ参加が発表されたからです。

今回は発表は5月2日、チケットの販売開始(先着)が6月5日、ライブ開催が8月23日でした。
発表から1か月後のチケット販売なのでまあまあ考える時間はありましたし、韓国は初めてだけど台湾とか上海でミリオンの参加するフェスには何回か渡航しているので何とかなるだろ!と雑に参加を決めました。

チケットを入手する

チケット販売はYES24チケットというサイトで先着で行われました。
アカウントの作り方からの流れはこちらのサイトを参考にするといいと思います。
基本的には書いてある通りにすすめれば大丈夫です。
ただし支払いの部分でクレジットカード決済が私も友人も最終決済が通らない状況が複数回続き、結局Paypalで支払いを行いました。手数料入れて1人1.6万円。今回は連番者の分も私が購入で3.2万円。
クレジットカードで決済出来た人もいたようで、どうしてクレカ決済が通らなかったのかはいまだにわかりませんが、万全の準備をするのであれば事前にPaypalアカウントを作っておくのが無難かもしれません。(海外サイトでの決済にクレジットを使うのが不安な場合もPaypalの方が安心だと思います)
ちなみに今回の仕様ではスマチケやアプリではなく、現地チケット引き換え(パスポートを現地チケットカウンターに持参しリストバンドとチケットを受け取る)なので当日現地にいくまではこれ本当にチケット買えてるのか…と不安だったのは私だけではないと思います。

パスポートを取得する

コロナ禍の影響だったこともあり、前述した海外公演たちから5年以上経過していてパスポートの有効期限切れになっていました。
今回はチケット購入にパスポートが必要なかったのでだらだらしてた結果7月に入ってからの申請に。
久しぶりにパスポートの申請をしてびっくりしたのがマイナンバーカードでのパスポート申請がすごい!ってことでした。パスポートの申請といえばわざわざパスポートセンターに行って印紙買って申請書出して、出来上がったらまた受け取りに行くというめんどくささMAXの記憶しかなかったのですが、申請が全部オンラインでできる!というのが衝撃でした…
お住いの県にもよるかもしれませんが今回は
①スマホにマイナンバーカードかざす、スマホで顔写真撮る、スマホで直筆サイン写真撮る、各種個人情報記入で申請完了
②申請から数日で受理されたら支払いを事前にオンライン(クレジットカード)で済ませる
③受け取り可能日以降にパスポートセンターに取りに行く
以上3ステップで実際に手間がかかるのは③のみなので申請と入金は自宅でできて時代の進歩を感じたし、なんなら現地申請よりオンライン申請の方が若干安いしカード支払いで変な手数料とられないしマイナンバーカードの利便性を強く感じました。
有効期限10年で約1.6万円、今後も海外行く予定であれば10年でいいですがその辺怪しければ有効期限5年にして節約してもいいかもしれません。

宿と交通手段を用意する

ライブといえばチケット以外に宿と足。国内の時はさっさと予約するのですが、今回は仕事の都合もあり前日入りor当日入り(ライブは土曜日)がわからず7月下旬に航空券のチケットを取っています。
結局前日入りできることになったのですが午前中は仕事して職場から空港へ直行になったので羽田~金浦便を選択。
羽田便(not早朝・深夜)、夏休みの週末、直前の航空券予約というトリプルダメージで航空券は往復でJALで約8.5万円という値段に…
JALだから高いんじゃないの?と思った方もいるかもしれませんがLCCも時期が悪くて大差なかった(日中は7万↑)のに加えて発着時間の不便なものが多く値段と比較してメリットが少なかったです。
(余談ですが土曜日入りになってた場合には滞在時間が短いのに値段がさらに上がって10万くらいになります。)
一緒に行った友人たちは成田~仁川便でちゃんと計画的にはやめに予約していたので私の半額以下でした。
海外遠征を安く済ませたいなら一番はさっさと参加を確定させて航空券を安く抑えることです!

宿は今何かと話題のアゴダ。東大門DDPから徒歩圏内、ダブルベッド×2に4人で2泊3日(金~日)で合計3.6万円なので1人当たりは0.9万円でした。ちゃんと宿は存在しました。
東大門DDP自体は地下鉄乗り換え駅であり、今回の会場や主要な繁華街への地下鉄のアクセスが容易で結果的にいいチョイスだったと思います。

韓国に行く

さて、準備編は以上で終わりです。海外をなめてるのでパスポートと航空券、それにチケットとスマホとクレカあれば韓国なら何とかなるだろ!という雑さです。
事前に準備しておけばよかったと思うことについての補足は上でも書きましたが航空券の予約は早い方がよくて、基本的にパスポート番号必要なのでその申請も早い方がいい。
現地ついてから後悔したのはタクシーアプリの導入ですね。タクシー代が安いのと日本以上にアプリが強くて野良でタクシー探すの大変だし、ぼったくられる。Uberタクシーかカカオタクシー用意しましょう。
お店の予約などでもカカオ要求されたことあったのでカカオのアカウントは抵抗ないなら作っておいた方がいいかも。
あとは同行オタクたちが何とかしてくれたけどコンセント変換アダプタは自分で使う分くらいは用意すべきですね!荷物はリュックサック1個にまとめたいので変圧器が不要なAnkerのコンセント付きモバブを複数とスマホとタブレットで変圧器はなしで行きました。

前日の夜、荷物の準備(スマホ・タブレット・モバブ・ペンラ・タオル・着替え・パスポート・財布withクレカ)
ここから当日
SIMは用意せず、空港に向かう途中にpovoで1GB680円をぽちる(キャンペーンで実質2GB)
オンラインで入国申請(検索ですぐでてくる)
WOWPASSの申請(オンラインで会員登録して準備、金浦空港で受け取り)
以上です

割とマジで適当ですが短期滞在なら何とかなります。
SIMは宿にWifiあるし移動中にソシャゲバンバンやるとかでなければ2泊3日で2GBで十分でした。
入国申請は到着した後に紙の入国審査で不備があってはじかれて列に並びなおしてる人ちょくちょくみかけたのでオンラインの方がよさげでした。
WOWPASSは日本でいうSuicaみたいなものです。多くのお店でクレジットのタッチ決済など使用できるのですが、ソウル市内のメジャーな移動手段である地下鉄利用のためにも持っておいた方が便利です。あと今回両替を事前にしなかった(時間がないのと空港のレートが悪すぎるため)ので現金を引き出す手段としても便利です。
コンビニなどでの少額決済はWOWPASS、ご飯などはクレカと使い分けをしていました。
金浦空港はついてすぐの地下鉄載る前にWOWPASSの機械が3台あるのでよかったのですが、仁川空港組はWOWPASSの機械が近くになくて不便という話もあったのでその場合にはクレカやアプリとの連携がない交通系のT-moneyカードの方が便利なのかもしれません。
ちなみに現金はWOWPASSから引き出せますがあまり使いません。今回使ったのはライブ会場でのコインロッカー、野良タクシー搭乗時、屋台で買い食い、南大門の露店で買い物したときくらいです。周りを見ていても屋台は基本現金っぽいのでそういうところめぐる場合には事前に小額準備しておきましょう。あとは南大門の露店とか店の奥に引っ込んで決済して戻ってくることとかもあったので見えないところにクレカ持っていかれるのに抵抗がある人もちょっと現金用意するかWOWPASSに多めに入れておくかの方がいいと思います。
今回は雑旅行なので他のアプリ等は入れてません、困ったときはgoogleレンズとかgoogle翻訳でだいたい何とかなってたし、メジャー観光地なら多少英語話せればどうにかなります。

ライブ会場について

今回のライブ会場であるYES24 LIVE HALLはソウルで行われるコンサートとしては使われることの多い会場のようで情報も割と出回ってますので参加して思ったことなどを簡単に書いていきます。
まずはアクセスについてソウル中心部から地下鉄で30~40分ほど。今回ライブ終わってから打ち上げして終電なくてタクシーで帰った時は会場~東大門付近で2500円程度だったので事前の観光プランで乗り換えが不便な場合や余裕がない場合にはタクシーもありかも。
最寄りの駅からは歩いて10分くらいでちょっとした公園とライブハウスで会場前はフラスタが飾ってあったりオタクがたむろってたりするので少し早めに行っても大丈夫です。
今回のチケットは現地受け取りでしたので開場3時間前くらいから現地でチケットの引き換えが可能だったようです。この際に気を付けるのは連番者の分をまとめて購入した場合にはリストバンドを向こうのスタッフが巻くので購入者とその人で一緒に来るように言われた点です。当日会場合流とかの場合には注意が必要です。
今回はライブが15時からで13時30分には入場開始して会場内のロビーで100番ごとの立て札があって整理番号待機になっていました。私はかなり後ろの番号だったのであんまり厳密ではなく前後の人に確認して自分の番号の順番に入る感じでしたので14時くらいに並びましたが整理番号がいい人(200番以内くらい)は早めに行くべきだと思います。

そして上図が会場座席表の区分になりますが、個人的に現地に行って驚いたのがステージからPA卓(画像内CONSOLE)まで柵が真ん中をぶったぎるように設置されていてAとBは行き来できません。
なので友人と一緒にライブ見たい人はスタンディングならAかBか事前に決めておきましょう。
C・Dは1階席後方になりますがその分1段高くなっていて少し見やすいです。ただ、値段がA・Bと変わるわけでもないので見やすさを考慮して個人的にはここを狙うんだったら2階の指定席を狙った方が…と思ってしまいます。(C・DのところにはスタッフがいてA・Bに入らないようにチェックしています)
人数が多くないので座りたくないけど密集しているのも嫌な場合はC・Dもいいのかもしれません。
オルスタの1階に対して着席の2階席、今回はチケットが先着販売でしたが最初にSOLDOUTになったのが2階席です。事前にチケットサイトで6時間予定となっていたことや着席の座席数がもともと多くないことから人気だったのだと思います。実際の公演時間が7時間超え、さらにオルスタは入場から開演まで1時間以上あったことを考えると来年も同規模に開催されるようであれば着席の2階席の倍率はさらに高くなると思われます。
ロッカーで現金使用したと前述しましたが500ウォン硬貨2枚必要でした。ロッカーは会場内外にありめちゃくちゃ豊富にあるのですべて埋まっているということはなさそうな印象でした。
これは余談ですが、韓国のオルスタライブでもアイマスP(法被来てるのとサイリウムの数でわかる)は手荷物が多い人が目立ちました。オルスタのマナーについてここで論ずるつもりはないのですが、大事なサイリウムとか缶バッジとかグッズがたくさん入った荷物を足元に置いてもオルスタなのでふとした拍子に人の移動で踏まれたりけられたりで破損する可能性もあります。小さめのショルダーバックやウェストポーチ的なオルスタ用の装備できた方がお互いに不幸にならずに済むのに…と思ってしまいました。

ライブについて

ライブについてですがアニサマやリスアニなどアニソンフェスへの参加はまあまあしていますが、それらの経験を踏まえてもかなり満足度の高い公演でした。詳細はセトリのまとめを確認していただくのがいいと思いますが、まず1組の持ち時間が30分以上(~45分くらい?)あり、出てきて2~3曲歌ってすぐ交代みたいなあわただしさはありません。
またどの出演者も海外公演を意識した面もあってか持ち曲の中で有名な曲やライブ映えする曲が中心になっていて世代にもよりますが単純に聞いたことあるだろう強い曲が多いです。

ただ、当然ですがその分長いです。今回はそれぞれ30分で11組、単純計算しても5時間30分で前後半間に休憩時間20分入れると6時間弱なのですが、実際にはMCで押したりMCで押したりMCで押したり(大きな機材トラブルはなかったと思われるのに)で予定を1時間以上オーバーして15時開演・22時過ぎ終演の7時間以上の大ボリュームでした。
体力にはそれなりに自信ありましたが、お目あてのミリオンが出てくるまでfripSideとか茅原実里で4時間以上はしゃいで8組目でミリオンライブが出てきてWelcome!!で全力ジャンプしたら限界を迎えました。ライブは途中退場も可能ですが、公式が途中でセットリスト流してたりもないため、どの順番で出てくるかわからないのでお目当てが出てくるまでスタンデンングはつらそうだな…と思う方は素直に2階の着席指定を狙いましょう。
休憩の20分も周りで座りだした人に対してスタッフが韓国語で座るなら後ろに退避しろ的なことをいっていたので基本入場から立ちっぱなしです。なのでお目当ての出演者を見て帰る人が後半はちらほら見られてオルスタだけど密度的には最前中央の方でなければそこまでではなかったと思います。
来年召集される可能性のあるオタクは今から筋トレ頑張りましょう。
ここからは海外公演特有の話になりますが、海外フェスは割と合唱する文化があります。今のところ東アジア圏でしかアニソンフェスには参加したことありませんが上海でも台湾でも今回の韓国でもみんなめちゃくちゃ歌ってました。日本ではライブの締めの大トリの曲の様式美とか曲間のラララとかウォウウォウ的なのだけみたいなことが多いですが海外ではみんなが知ってる盛り上がる曲はだいたいサビはがっつり歌います。これに関しては文化の違いみたいなところあると思いますが、あの独特の空気感は私は好きです。
(下記は海外フェス参加の多いMay’nさんのポストです)

今回参加したキムチクラは日本のアニソンフェスでもなかなか類を見ない濃さと物量のセトリでしたし、会場も終始大盛り上がりの熱気に包まれていました。
海外遠征のハードルはあるのですがその中では比較的時間的・金銭的に優しいと思いますので次回のキムチクラでお目当ての出演者がいる場合には参加を検討してみてはいかがでしょうか!

雑記

Posted by gasu_y