ライブの選択肢に生配信が追加されると人はどう動くのか?

雑記

はじめに

この記事はアイドルマスター ミリオンライブの7thライブ Q@MP FLYER!!! Reburnについてのアンケートの結果をまとめたものとなります。


5月22-23日開催予定のライブで、一般販売を含めて現地チケットはSOLD OUTの状態で、5月13日に急遽オンライン生配信が追加されたことがアンケートを取るきっかけでした。

簡単に説明すると、5月12日までは公演内容を観るためには「①現地参加②映画館でのライブビューイング(リアルタイム中継)③後日配信のディレイ配信」の3択だったものが、5月13日の発表で上記3択に加えて第4の選択肢「④オンライン生配信(自宅など)」が追加されました。
また、リアルタイムで感染拡大し緊急事態宣言地域も増大している状態を踏まえて同時にすでに購入済みの現地チケット、映画館でのLVチケットの払い戻し対応も発表されました。

これにより、5月12日以前に選択していた手段をなかったことにしてオンライン生配信を選ぶことも可能になりました。
また、アンケート時点では映画館は東京都と大阪府、兵庫県を中心に休業していたため、それらの地域のLVは強制的な払い戻し対応となりましたが、近隣の映画館は営業中であるため別の映画館へ振り替えという形は可能でした。

これらの前提を踏まえたうえで下記の結果を参考にしていただけると幸いです。

アンケート結果

下記がアンケート結果になっています。
今回の総回答551票のうち、4項目とも未定であった4票を除く547票でグラフを作成しております。

1日目、2日目共にほぼ同じ傾向となりました。
ざっくりとグラフを見て分かることはまず新規で追加された生配信を選択した人の割合がかなり高いこと。両日ともに40%を越えています。
そしてLV(ライブビューイング)を選択した人がかなり減少したこと。今回はチケットを取っていた映画館の休館によってLVをやめたのか、それとも生配信が追加されたことによりそちらに乗り換えたのかのアンケートはしていないため割合は不明ですが、生配信の影響はかなり大きかったと思われます。
それではもともとの動向別にどのような変遷をしたかを見ていきます。

もともと現地参加予定だった人

もともと現地会場のチケットを持っていた人はアンケート回答者全体の1/3、両日で372人。その9割近くは生配信が追加されても現地会場で参加の予定です。
では残りの1割は、というとコロナの影響を考えて移動や密集のリスクが低い生配信を選択した人が半分(5%)くらいで、残りの半分(5%)は未定を選んでいる人が多いのが印象的でした。おそらく生配信に切り替えた人と同様にリスクを考えており、公演当日まで払い戻して生配信に切り替えられることも踏まえて直前に決定するのではないでしょうか。

もともとライブビューイング予定だった人

もともと映画館でのライブビューイング(以下、LV)で参加予定だった人は両日で469人で全体の40%以上と最大勢力でした。それが生配信の追加および映画館の休館で両日で180人まで減少しました。
LVをやめた理由については今回アンケートをとっていないため生配信追加と休館によるLV中止の影響、どちらがメインの理由か、その詳細は不明です。LVと生配信ではそれぞれ1日4500円と4800円と観覧料金はほとんど変わらないので、自宅で見れる生配信と大きなスクリーンで見れる代わりに移動や他者との接触があるLVというすみわけだと思います。
LVを中止した映画館の多くは東京と大阪であり、移動時間は増えますがそれぞれ神奈川・千葉・埼玉、京都・和歌山などへいけばLVを開催している映画館もあることを考えるとどちらかといえば移動や接触のリスクを避けた人が多い印象ではあります。

もともとディレイ配信予定だった人

両日で108人いたディレイ配信の人は、新たな選択肢である生配信のチケットを購入すればそのままディレイ配信の試聴権利もついてくるということで78人が生配信を選択しています。もともとの選択肢では他者との接触を避けるにはディレイ配信を選ぶしかなかったというのが理由でしょう。
そのまま変わらずディレイ配信を選択したのは30人でした。当日の予定がある場合などが考えられます。

もともと移動日や現地付近滞在中であった人

今回はライブが行われるのが山梨県の富士急ハイランドコニファーフォレストという会場であり、直接バスや車で行く以外、特に遠征になると東京を経由していくパターンが多く移動時間が長くなる人が多いです。自分が参加する公演に向かうためにもう1日は見られないという方を見かけました。
また現地会場付近にはLV会場が設定されておらず、生配信がなかったときには片方現地チケット持ってるけどLV見るために移動するのもしんどいからもう片方は見ないという人もいました。

こういった人たちはもともと16人いましたがほとんどが生配信観覧となりました。
移動しながらでも生配信は見れますし、現地付近の宿でも生配信ならみれるということでしょう。

もともと公演を見る予定がなかった人

公演を見ないとしている人の割合は生配信が追加されて減少しました。以下、細かく見ていきます。
もともと両日とも見る予定がなかった人でそのまま両日とも見ないと答えた人は4人。逆にそれ以外の11人はどちらかの日程あるいは両日で生配信を選択している人が多く、生配信やるなら見ようかな…という人も一定層いるのがわかります。
またどちらか片方を元々現地やLVで見る予定だった人でもう片方の公演を見ない予定だった人も半数近くが生配信を選択しています。
ここでも映画館に行くのはちょっと…でも配信なら見るという雰囲気を感じます。

もともと未定だった人

グラフを見ると未定の割合はそこまで変わっていないのですが、全部未定を選んだ人はアンケートから除外(4名)していますのでその点ご留意ください。
未定が未定のままの人もそこそこいますが、未定だった人の半分くらいが生配信を選択しています。逆に現地やLV予定だった人が生配信追加されてどうしようか悩んで未定という選択に切り替えた人が未定全体の人数が変わらなかった要因です。

まとめ

こんな感じでライブの10日前に追加された生配信の選択肢ですが、元々の選択肢になかったことを考えると運営サイドの準備はかなり大変だったのではないかと察しますが、その分多くの人の行動に影響を与える結果となりました。
これはあくまでもTwitterでとったアンケートですので、一部分を見ているにすぎず、うのみにするのではなく参考程度にしていただくようにお願いします!

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