ミリオンライブの歴史「1stLIVE」

はじめに

1週間後の4月22日、23日にミリオンライブ10thライブAct-1「H@PPY 4 YOU！」が開催されます。
事前の情報でも触れられているようにおそらく1st～4thの過去のライブをモチーフにした演出やセットリストなどになると思われます。
なのでもしかしたら知っておくとよりライブが楽しめるかもしれない、ということで今日から1週間でオタク目線で過去のライブの振り返りを行っていきたいと思います！
もしよろしければアンケートにご協力いただけると幸いです。

1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!!　概要

開催日：2014年6月7～8日
開催場所：中野サンプラザ
出演者
（1日目）山崎はるか, Machico, 麻倉もも, 夏川椎菜, 愛美, 伊藤美来, 大関英里, 木戸衣吹, 諏訪彩花, 渡部優衣
（2日目）山崎はるか, Machico, 麻倉もも, 夏川椎菜, 雨宮天, 上田麗奈, 郁原ゆう, 種田梨沙, 藤井ゆきよ, 村川梨衣, 伊藤美来, 田所あずさ

記念すべきミリオン単独の1stライブは今からなんと約9年前、2014年に開催されました。
開催時期としては前年に765単独8thライブ、同年2月に初のアイマス合同MOIW（2014）が開催されています。
ゲームの開始が2013年2月なのでゲーム開始からは1年以上経てからの1stライブでした。
今ふりかえって見ると周年ライブにはたくさん出ている出演者も多いですが、1stライブ前にMOIWでステージ経験を積んだメンバーや1月の劇場版アイドルマスター「輝きの向こう側へ」に出演していたアイドルがそのまま1stライブに出演しています。
また後述しますが、本来田所さんは両日参加予定でしたが体調不良で2日目の一部楽曲のみとなり、代わりに伊藤さんが両日参加に変更となっています。

ライブにまつわるエピソード

【天気】
記念すべき1stライブですが、両日とも雨でした。
ミリオンの周年ライブは天候に恵まれないことも多いイメージがありますが、最初からでしたね…

【ライブの出だし】
記念すべきセトリの1曲目はミリオンの1枚目のCDでもある「Thank You!」でした。
そこから「PRETTY DREAMER」→「素敵なキセキ」と続くのですが、実は開幕から未来役の山崎さんは3曲連続で歌唱しています。
素敵なキセキのイントロが特殊イントロでいつもより長くなっているのは2曲目の後にいったん裏に下がって体制を立て直すためだったりします。
これは余談ですが実は2日目の素敵なキセキ、実は間奏後の入りを間違えていたりします。
後日発売されたBDではその部分は修正されて（おそらくはゲネプロの音声などを使用）何もなかったようになってますが、本人がMCでそのことについて、何回も歌ってるのに大事なところでやってしまった（うろ覚え）的なことを言っていたのですがそこもカットされています。（BDをよく見ると不自然なワープがあります）

【765PROカバーコーナー】
今ではミリオンライブには様々なものを含めると400曲以上ありますが、当時はLTPシリーズしかなく、Thank You!と合わせて全部で63曲、今回出演している出演者に関連するが曲に限れば2日で30曲に満たなかったのです。
765PROの後輩としてのステージとして先輩の楽曲を借りた765PROカバーコーナーにはそういった背景もあったのではないかと思います。
今ではしばらく歌ってない全体曲、あれもやってほしいこれもやってほしいという思いが尽きませんが、当時は「Thank You!」を最初と最後に、先輩たちの「THE IDOLM@STER」を歌うなど1stライブならではの構成といえるでしょう。

【新曲「Welcome!!」】
公演の終盤にミリオンライブの新しい全員曲「Welcome!!」が披露されますが、これは当時CDも未発売でライブで完全に初披露でした。
MCでキャストがプロデューサーたちのコール＆レスポンスにも触れていますが、さすがに1日目の初披露の時はBDをよく見るとみんな探り探りなのが分かります。
その後、ゲーム内やLV会場で配布した特典の音源をもとにみんな聞きこんで2日目の「Welcome!!」ではおなじみの声のそろったコール&レスポンスが見られます。1日しかないのにみんな恐るべし…

【ジュリアのギター】
今でこそミリオンライブでもおなじみとなった愛美さんのギター演奏ですが、周年ライブでは1stライブの「流星群」から演奏しています。
今は声優さんが演奏することも珍しくなくなってきましたが、当時はかなり反響の大きなものでした。ギターの演奏自体は同年2月のMOIW2014でも行っているのですが、この公演がきっかけでブシロードの社長がバンドリの着想を得たとインタビューで答えているくらい衝撃的でした。

【田所さんの体調不良】
冒頭でも触れましたがこの公演では両日出演予定だった最上静香役の田所さんが体調不良で当初は2日間とも参加できない見通しでした。田所さんは未来役の山崎さんと星梨花役の麻倉さんとともにコンテンツの初期からラジオ番組「ミリオンラジオ」のパーソナリティーを務めており、ミリラジ組の3人（以下、ぴょんころもち）はLTPシリーズのリリースイベントにも毎回のように出演して文字通り先陣を切ってコンテンツを引っ張ってきました。
そんな田所さんの離脱はやはり他のメンバーへの影響も大きかったことはMCや1stのBDのオーディオコメンタリーなど様々なところで語られています。
2日とも完全不参加の予定でしたが必死の治療の甲斐もあり、何とか2日目の一部楽曲のみと限定的ではありましたが参加を果たします。前述のミリラジ組3人で歌う2日目の「U・N・M・E・Iライブ」にはミリオンライブの先頭に立って走ってきた3人が少しだけだけれども一緒に1stライブで歌うことができた喜びがとてもよく表れています。
どこで話していたかは忘れてしまいましたが、田所さんは声の調子を少しでも良くするためにステロイドの点滴を打ち、先輩の千早役の今井麻美さんから喉の負担になるから泣くのもダメといわれ、必死で泣きたいのを我慢して1人で静かにしていたのは本当につらかったと語っていたのを覚えています。（間違ってたら訂正お願いします）
実は田所さんだけではなく村川さんも本調子ではなく全体曲とソロ曲のみの参加で、MCでもそのことに触れています。

【なれないMCと最後の挨拶】
初めての単独ライブ、曲間のMCを自分たちだけで回すのも当然これが初めて、というわけでMCは全体的にたどたどしさや不慣れな感じ、そしてシーンとさせてはいけないという思いからか静かになりそうになるとみんなして急にしゃべりだしたり…と非常に初々しさを感じるものになっています。
今ではゆるっとしたりなんかふわっとした感じになったりするのもミリオンのMCの持ち味だと思いますが、この当時はしっかりしなきゃ！という思いが前面にでているのがよくわかります。
そして個人的には最後の挨拶が大好きです。
初めてのステージ、そしてソロ曲の歌唱を終えたキャストたちがその時、そこでしか語ることのできない思いを様々な表情で語ってくれます。
特にDay2では12人で25分以上…というとかなり長く感じますが、初の大舞台で言いたいこともたくさんあって、でもそれがなかなかうまく言葉にならないというのがとてもよく伝わってきます。
そんな中でも独特の感性で天然っぽさを出している麻倉さんがスタッフに「（持ち時間）おわりだよ～」といわれたり、村川さんが真剣な顔でちょっと面白い感じになるりえしょん節全開だったり、最年長の藤井さんが涙ながらに紡ぎだした「最高は塗り替えるもの」といったその後もたびたび出てくるキーワードが飛び出すなど、ライブというと曲とパフォーマンスに目が行きがちですが一度も見たことがないという人にはMCや挨拶もぜひ聞いてほしいなと思います。

1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!! を振り返って

ミリオンライブにとっての出発点である1stライブ。
当時リアルタイムで見ていない人も増えてきたのではないかと思い、私の記憶やアンケートのコメントをもとにいろいろ思い起こしてみました。
明日（もしくは明後日）は2ndライブを振り返ってみようと思います。