高級オーディオと味噌汁

雑記

タイトルだけみるとなんのことなのかさっぱりわかりませんね!
ここ最近一部の界隈でポータブルオーディオに興味を持った層がいるので、私なりにイヤホンやプレーヤーを高いものに変えると何がどう変わるの!?ということについて私の感覚で解説した記事になります。
難しい単語使ってもよくわからないので味噌汁だったらどうなるのかを例えてみました。
ざっくり言うとインスタント味噌汁と家で作った味噌汁と料亭の味噌汁の話なんで、味噌汁は飲めればいいんだ!という方はそっとページを閉じてくださいm(__)m
あと、ミリオンライブの話でもないし、オーディオ沼にすでに浸かってる人には無用の話です。

天空橋朋花役の小岩井ことりさんがオーディオオタクなのは一部では有名かもしれませんが、ご自身がパーソナリティーをつとめる「ことりの音」でもポータブルオーディオ(しかもハイクラス!)をテーマにするとは思いませんでしたね。
ポータブルオーディオにはざっくり3つの課金要素があります。
まずは再生するプレーヤー、そして音の味付けをするアンプ、最後は耳につけるイヤホン。
それぞれ味噌汁にするとプレーヤーは「水」、アンプは「出汁」、イヤホンは「味噌」になります。
具はどこに行ったか?それは再生して聞く曲になります。

味噌汁でいうと赤だしの味噌汁と白味噌の味噌汁だと多少味音痴でも違いがわかると思います。
イヤホンを変えると、それくらい聞こえる音が変わるとされます。なので私はポータブルオーディオに興味を持った人にはまずイヤホンを勧めてます。
逆に味噌汁を作るときの水を普段つかう水道水からミネラルウォーターに変えたら違いがわかるか?と聞かれたら味噌の種類を変えるのに比べると自信がない人の方が多いでしょう。
少し言い過ぎかもしれませんがプレーヤーを変えるのはイヤホンを変えることに比べたらこれくらい些細な違いだと思っていただいて構いません。
スマホで音楽を聞いてる人が3万円するウォークマンに買い換えるのならそれよりも先に3万も要らないから5千~1万くらいのイヤホンを購入することを強く推奨します。
味噌汁の味が気に入らなくて変えようとおもったときに普通の人はベースの水を蛇口ひねった水道水から富士山麓で直接汲んできた湧水に変えるよりも先に味噌を変えますよね?それと同じです。
イヤホンをコロコロ買い換えてる人がいるのは自分の好きな具にあった味噌を探してるんです。(こうかくと変人ですね…)
人によって育った環境の差で味噌汁の好きな具(豆腐・わかめ・大根etc)が異なる→ベストマッチな味噌が変わるのと同じように、ポップス・ジャズ・クラシックと好きな曲が違うので、自分の好きな曲にあったイヤホンを探すわけです。
普通の人は味噌汁の具を頻繁に変えないと思います。よく聞く曲も同じだと思うので普通は好きなイヤホンひとつあれば気がすむはずなのです…が物好きな人は何個もイヤホンを持って付け替えているようですね(私?耳が2つしかないのにイヤホンもヘッドホンも壁にかけるくらい沢山持つ必要なんてないですよね…ハハ…)
出汁はどこ行ったの?といわれると普通のプレーヤーにはアンプが内蔵されててイヤホンを挿すだけで音楽は聞けます。鍋に水を入れた時点でだしの素が入ってる感じです。そこに本格的な出汁であるポータブルアンプを使用すると音の質感はイヤホンほどじゃないですが確かに変わります。
しかし出汁をとるのがめんどくさい手間がかかるのと同様、ポータブルアンプをつかうということはせっかくプレーヤーとイヤホンだけですんでたところにさらに余計なものが増えることになります。持ち運びには邪魔です。それでも自分の好きな音を…って人が使うアイテムで、一般的にはプレーヤーとイヤホンでは満足できない人が手を出すことが多いです。

私としてはポータブルオーディオに興味を持ったならまずはスマホのままでもよいのでイヤホンを買い換え、そのあと予算と興味があればプレーヤー、それでも飽きたらなければアンプという順がおすすめです。

さて、イヤホンの高いやつはどう違うの?って疑問も当然あるかと思います。
味噌だと例えづらいので今度はワインにしましょう。
ここからは私のイメージなのでさらにざっくりになります。
5000円くらいまではわかりやすく音がよくなる、その先はちょっとずつ値段ほどの差がなくなってきて10000円以上は概ねどれも音はいいけどあとは好みの話になってくるというのが私の持つ印象です。

100円均一で買えるのイヤホンが居酒屋で出てくる飲み放題のワイン、色と雰囲気とアルコール度数はワインですが美味しくありません。100均のイヤホンも音は聞けますが音はよくはないです。
500~1000円くらいで買えるイヤホンは普段家庭で飲むくらいの安ワイン。悪くはないという感じてす。
3000~5000円のイヤホンはちょっといいことがあったときに飲むワイン。ここまでは使われる材料の差や手間が価格に出るため安ワインとの差はハッキリしてます。
5000~10000円のイヤホンは高級ワインなのですが、それまでのグレード間の差ほどの違いがわかりづらくなり3000円台のイヤホンとの違いは人によっては感じるけど、人によってはあまり差が感じづらいかもしれません。
10000円以上のイヤホンはヴィンテージワインみたいなもので、使ってる材料や手間だけで値段が決まってるわけではなく、高いからと言って一概に美味しいわけではないこともあるように完全にそれぞれの好みの世界です。ぶっちゃけ値段の差ほどの違いを感じられることは少なく、「千円のイヤホンと1万円のイヤホンの差」と「1万円のイヤホンと10万円のイヤホンの差」だったら前者の差の方が大きいことが多いです。つまりコストパフォーマンスは上のクラスにいけば行くほど悪くなります。
ただ、趣味の世界なのでコスパなんて関係ない、とより良いものを求める人が少なからずいるのも確かで私もその一人です。

例え話すぎてわかりづらくなった感も否めませんが、結論はまずはいつも聞く曲をスマホに入れて試聴できる店に行って、1万円以下の予算内で気に入ったイヤホンを買うと幸せになれるよ!ってことで。

ちなみにハイレゾ音源に関してはマスタリングなどによりものによってはCDと違ってきますが、聞き比べても違いが分からないものもあります。
大事なのは実際に違いを感じるか、ではなく違った気分を味わえたかなのではないかと思うのでそう点では意味があるんじゃないでしょうか!

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