はじめに
ミリオンライブのライブ一挙配信が5月下旬より開始されて1か月近くが経過し、いよいよ今週は4thライブの配信となりました。
4thライブと言えば開催場所が武道館、武道館と言えばミリオンのはじまりの曲「Thank You !」の中にも「手作りのぶどーかん」が出てくるようにミリオンライブにとってはあこがれの地という存在でした。
私がこの記事を書こうと思ったのはTwitterでいろんな人が触れているように「4thライブでミリオンライブが終わる」という今となっては【妄言】と笑われるかもしれない恐怖について私も当時思っていたことを書いてみようかな、と思ったからです。
ここからは私の主観に基づいて記載されますのですべての人にとって事実というわけではないですが、きっと似たような感情を持っていた人も少なくないと思います。
そんなこともあったのか~くらいに見てもらえれば 幸いですし 、背景を知ってミリオンライブ4thの配信のスパイスとなれば個人的にうれしく感じます。
3rdライブが終わってからのミリオン
さて、先週放送があった3rdライブの千秋楽(幕張2日目)に4thライブ開催の発表がありました。そのころGREE版ミリオンライブ(以下、グリマスと表記)では①NP編というアイドルとの出会いを掘り下げるというコンテンツが追加されたのと②潜在スキルといういわゆるイベント特攻スキルの追加が大きな動きでした。
①のNP編はコンセプトはよかったのですが、各アイドルごとに個別開放になっており、開放のためにイベントで獲得するアイテム(上位を獲得する人ほど多く手に入る)が必要という仕様でした。
50人のアイドルがいて多くの人がゲームシステム上好きな3人のアイドルをマイユニットとして設定している中で3人一気に開放するのも難しいし、イベントに参加しない人にとっては1アイドルのストーリーを開放するのも大変といったアイドルとの出会いという根幹にかかわるストーリーを見るのにかなりハードルが高く、またNP編のストーリーもミリシタのメモリアルコミュのようなものを期待していた人にとって少し期待はずれであったという評価をしている人も多かった記憶があり、コンセプトはいいものの次第に話題に出なくなっていきました。
②の潜在スキルについてはイベントの敵アイドルの弱点を突くスキルが 特定期間 のガシャに付属しており、それらの潜在スキルは他人とのトレードなどが不可だったため、効率よく上位をとろうと思うとガシャをそのイベントのためだけに回さなければいけないという状況が発生しました。
実はこれは特攻がなくても他のスキルとうまく組み合わせたりすると最善とまでは行かなくてもそこそこの効率でイベントに参加できたりしていたのですが、3rdライブでグリマスに触れてみようと思った初心者やライブをみて復帰しようと思っていた人にとっては難しくてわかりづらいといった評価につながっていたように感じました。
こういった目玉の追加がいまいちであったこともあり、グリマスのアクティブユーザーは下降の一途をたどっていました。
SideMのアニメ化発表
そしてそんな状況に追い打ちをかけたのが2017年2月12日にあった同じアイドルマスターのコンテンツ内のSideMのアニメ化の発表です。
発表日時を探そうと思って「SideM アニメ化」と調べたらGoogleに「ミリオン」とサジェストされたので私や私の周り以外にも思うところがあった人も少なくなかったのでしょう。
同じコンテンツの中ですべて同時並行というわけにもいかないので順番が入れ替わることもあるであろうことは当然理解していました。
多分この発表だけであれば「SideMもうアニメ化か、スゲーな」で終わったと思うんです。
(私も当日現地で発表を聞いてこのライブ見せられてアニメ化めっちゃ楽しみだな…!と思ってた1人であり、SideMを貶める目的はないのですがこの記事のテーマとは切っても切り離せないので書いてます。)
そこに追い打ちをかけたのがみなさんもご存じの坂上陽三プロデューサー さん (以下、ガミPと表記)の発言です。
公式の場でSideMのアニメ化に対して「ミリオンが先じゃないの?と思ったかもしれません」とわざわざミリオンライブの名前をだし、「めぐり合わせ」「一歩ずつ進んでいくアイマスの中でSideMは男性なので歩幅が大きい」などと説明が入るのですが…上記のとおりゲームコンテンツが停滞(人によっては衰退と表現する人もいます)していた私たちミリオンライブのPにとってはガミPみたいなアイマスの偉い人から後回しにされた言い訳を聞かされたような感じになり、少なくとも私にはポジティブな要素ととらえることはできませんでした。
そんな雰囲気で迎える4thライブ
前述のとおり、4thライブの武道館は私たちにとっても特別ですが、演者さんたちにとっても特別です。3rdライブの発表の時の映像を見てもらうとわかるかと思いますが、演者さんたちにすら4thライブを武道館で開催されることは事前に伝えられておらず、実際に武道館で37人のステージを行うと発表がなされた直後に登壇した演者さんの中には涙を目に浮かべる人が何人も確認できるほどです。
また4thのテーマ曲が収録されていたCDが3枚あるのですが、1枚目と2枚目のリリースイベントが4thライブ前に行われており、登壇した演者さんたちは武道館に対する楽しみよりもどこか緊張としっかりやりきらないと…!という思いが強かった印象があります。(それと対比的ですが、4tライブh後に行われた3枚目のCDのリリイベは演者さんたちがとても楽しそうだったのは気のせいではないはず。)
そんなこともあり、武道館で行われる4thライブはミリオンライブを応援してきた私たちプロデューサーだけでなく、おそらく演者さんたちにとっても一つの終着点であり、そこで行われるライブは集大成といったイメージがどんどん出来上がっていきます。
ミリオンライブの終焉という妄想
そして4thライブが集大成という印象が強くなればなるほど、私やその周辺ではゲームも下火だしコンテンツの開始時からの1つの目標である武道館に到達したとき、このコンテンツ自体終わってしまうのではないか…という考えがどこからともなく出てきます。
実際にはアイマスコンテンツの多くでは周年ライブで次の展開が発表されるので周年ライブ前に動きが無いこと自体は珍しいことではないのですが、この頃はそんないつもの光景すらコンテンツの終焉の闇が忍び寄るように見えてしまっていた…きっとそれは私だけではなかったと思います。
その後
そんなミリオンライブの終わりを予感させた4thライブのその後については皆さんもご存じのとおりですが、4thライブではアプリ(ミリシタ)の発表があり、グリマスについてはその後約1年でサービス終了を迎えました。
ミリオンライブというコンテンツはミリシタやライブで続いていますが、私たちが抱いていた妄想はもしかしたらグリマスの終わりをどこか肌で感じていたことによるものなのかもしれません。
ミリシタからミリオンに触れたプロデューサーには4thの配信があってTwitterでこの頃ミリオンが終わると思ってたという話を見て4thでミリシタも発表されたのに何言ってるんだろ、という感じかもしれません。
私はこのことにピンとこない人が増えていることをとてもうれしく思っています。グリマスの頃にミリオンライブが素晴らしいのに他人に伝わらなくてさびしい思いをしたのは絶対に私だけではないはずです。
みんなで配信を見ながら流れてくるTwitterを見ると、昔話をする人ももちろんいますが、そればかりでなく「初見なので楽しみ」「もっと前からミリオンを知りたかった」といった意見もたくさんあるのを見て、今もミリオンライブが続いているのはこの人たちがミリオンライブに触れてくれたからなんだな…としみじみ思ったりもします。
ミリシタもサービス開始からはや3周年、そんな方々にもすでに「あの時こんなことあったな」みたいなものがあるのではないでしょうか。
そしてそんなミリオンライブの思い出がこれからもいろんな人に増えていき、いろんな人と思い出話ができることを私は楽しみにしています。
4thの直前のミリオン終わったらどうしようみたいな雰囲気が目立ってた頃を久しぶりに思い出して勢いで記事を作成したので読みづらいところもあるかもしれませんが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
3年前の僕へ
今でもあなたはがっつりミリオンライブにはまっているので安心して武道館でのライブを楽しんでください。
今の僕より
コメント
SideM のアニメ化の時のコメントはミリオン側で見てプラスもマイナスもなく「忘れてないよ」というそれ以上の意味はないなと感じましたね。単純にタイミングと巡り合わせが合ったんだろうなと。
言い訳っぽいというのも分かりますが、じゃあ触れなきゃいいかというとその場合も知らんぷりした!見捨てられた!で荒れたでしょうしどうすれば良かったやら。
オタク根本的にネガティブで勝手に後ろ向きがちだから複数コンテンツ並行してると情報出すだけで大変だなって同情してしまう
コメントありがとうございます。
忘れてないよ、という意味合いだったのかどうかは運営サイドにしかわかりませんし、結果論になりますがアニメ化はされていないことを考えると今振り返っても言葉のチョイスとかはいまいちだったよな・・・というのが私の意見です。アニメ化が正義かというとそういうわけでもないので隣の芝は青い、それだけかもしれませんが。
消費者はオタクに限らずに欲が尽きないもので、まさにないものねだりなので複数コンテンツを平行しているとどうしても位置が近いだけに中からも外からも比較の対象として見られがちになってしまうのは運営サイドも意識していることだと思いますが大変だなというのは同意です。
ただ、そんな欲望にまみれたオタクを上手く誘導する(言い方は悪いですけど気持ちよく金を落とさせる)のも運営の手腕だと私は思います。
ブログ更新お疲れ様です。
LIVE配信をラウメンと一緒に観ながら、自分含めグリ勢は当時を懐古する一方でシタ勢は「もっと早く出会いたかった…」と何度もいっていたのが印象的でした。
私自身としては、取り戻せぬ過去を嘆くより出会ったその瞬間からの思いを大事にして欲しいなと思っています。理由はいろいろありますけど、いつ何時も前向いていた方が楽しいんじゃないかなと。それに4thライブ前のマイナス方面の空気感を味合わせたくないなと思っています。(ある種の不幸自慢になりそうなので…)
4thライブ直前のSideMのアニメ化発表は個人的には正直きつかったですね…。
9.18事件からアニマスでASが羽ばたいたように、同じようにアニメ化できたら…なんて思っていたので、
淘汰されるときがきたのかなと感じました。
アニメ化で喜ぶSideMのP、特にJupiter担当Pの喜ぶ姿を見ると何も言えなくなってしまうことも辛かったです。
記事内で「今もミリオンライブが続いているのはこの人たちがミリオンライブに触れてくれたから」とあり、私も同意見ですが、今回の配信でメチャクチャ褒められるミリオンライブをみて、1stライブやグリマスからミリオンの歴史を観続けた自分を少しだけ誇りに思ってもいいのかなと感じました。3年前の自分なら絶対に抱かなかった感情です。
これまでもこれからも色々変化があるんだろうし、その度に悩み考えるんだろうなあ笑と思いつつ、来週の5th配信を楽しみにしながら、もう少しこの歴史と共に歩んでいこうと思います。ミリオンライブ!が大好きですから。
P.S.
昨日久しぶりに秋葉原に行ったらミリオンの中古LIVE円盤が各店舗で軒並み枯れてました。
オタクって単純だなあと思いつつ、アソビストアとかで受注再販とかすればいいのにと思ったり思わなかったり…
コメントありがとうございます。
Twitterにも書きましたが、その人が今楽しんでるならそのタイミングがベストタイミングだと個人的に思ってます。
早く出会っていたらハッピーだったか、と言われると必ずしもそうじゃないことも少なくないでしょうし…
アニメ化については記事に書いたことは私自身はそこまで強い思いではないのですが、周辺の意見が結構強くてつらかったですね~
1st後から参入した私がいつの間にか新参から古参になっていたように時は絶えず流れていて、ミリオンを取り巻く環境も時々刻々と変化しているなかで、何ができるかって言ったらやっぱり自分たちが楽しむことだと思うのでこれからも楽しんでいきましょう!
限定盤はロット数考えると難しいのでしょうけど、簡易包装版みたいなの作ればいいのにな~とは思います。
以前、こちらのブログで「一時期、ミリオンの画像を見るだけで嫌悪感を抱くようになってしまった」とコメントさせていただいたものです。
記事違いと承知の上でミリオンのアニメ化プロジェクト始動の報を知り、どうしても、ひと言お礼を言わせていただきたく、書き込みさせていただきます。
おかげさまで、友人と縁を切る事もなく、今では日々ミリシタを楽しくプレイさせていただいております。
この度のアニメ化を知り、真っ先にgasu_y様が喜ばれるだろうと言うことが頭に浮かびました。
昨今、ミリシタのユーザー数の変化等、様々な逆境が有った中でも、ミリオンの行く末を信じ、盛り上げ続けたミリオンPの方々の努力の賜物であると感じております。
友人から受けたトラウマも有り、私はミリオンのプロデューサーを名乗ることはないだろうと思いますが、
陰ながら、今後のミリオンの更なる発展を応援させていただきます。
長々と記事違いのコメント、失礼いたしました。
コメントありがとうございます。
きっとあなたが今ミリシタを楽しめているのはそれだけゲームやアイドル、そして周りの人が魅力的だからなのではないかと思います。
それを踏まえたうえで、ただの1ユーザーである私の書いた言葉で何か少しでもプラスの方向に向けるお手伝いできたのかもしれないと考えるとブログをやっている甲斐?みたいなものを感じ個人的にはうれしく思います。
アニメ化についてはSNSでも書きましたが、発表をリアルタイムで観測できなかったのですがご想像の通りその文言をみただけで涙を流す程度には喜んでしまいました。
コンテンツが常に右肩上がりであることなどほとんどなく、ここまでの道筋を作ってきたのは運営や声優などの影響力がほとんどと理解しておりますが、それでもやはり長年応援してきてよかったな…と思わずにはいられません。
アイマスではプロデューサーであることが求められがちですが、アプリ化を経てアニメ化となれば門戸は広がると思います。きっとそのときにはプロデューサーを自負せず担当アイドルもいない普通のファンも今より増えるのではないでしょうか。
プロデューサーだけがアイマスの楽しみ方じゃないんだよ、とそんな楽しみ方もまたいいものではないでしょうか。
コメント、本当にありがとうございました。その心意気がとてもうれしかったです。
[…] そんな4thライブですが、当時の映像はBD作品として残っていますのでここでは当時の私たちの思い出などを振り返りたいと思います。4thライブは3日間の公演で、当該公演をもってライブ現地(ラジオ公録・リリースイベント含む)での未披露曲をゼロにするなど、あまりにも武道館公演がミリオンライブのにとっての集大成過ぎてコンテンツが終わるんじゃないか…と当時真剣に思っていた私の記録はこちらに残してあるのでご興味ありましたら読んでみてください。 […]