ミリオンライブとVtuber

Vtuberは好きですか?

きっとこのブログを読んでいる大半の人はミリオンライブは好きな人だと思います。

では、最近流行のVtuberは好きですか?

私は嫌い、とまではいかなくてもVtuberを苦手に思っています。
一番大きな理由は簡単、マイナスのイメージが強いから。
例えば今話題の権利関係もそうですけれど、現在のメインの活動スタイルが配信なことが多く、ほぼ毎日のように配信をするとなると必然的に何らかの「ネタ」が必要になる。そうするとどうしても取り上げた「ネタ」への愛や好きよりも、「ネタ」のインパクトや盛り上がりが優先される傾向が強い、という個人的な感覚が原因かもしれません。
実際には黎明期でそれこそVtuberとひとくくりに言ってもピンからキリまでいると思います。以前ちらっとみたとある有名なVtuberの配信は面白かったし、「ネタ」として取り上げたコンテンツをただ消費するだけでなく、一定の理解度や好意を感じたので一概に上記のように扱うのはよくない、と思いつつもどうしてもやっぱり苦手なイメージはぬぐいきれません。
そんな私が書く記事なので親和性が高いんだ!みたいな記事をイメージして読みに来た方は期待はずれですいません、と先に謝罪させていただきます。

何の話がしたいの?

さて、今このタイミングでこのテーマを取り上げるという時点でメインの話題がなんであるのかは察しがいい人であればわかると思います。
そうです、星街すいせいというVtuberが「餞の鳥」をカバーするという発表を行った後のSNS上の反応について個人的に疑問に感じたことがあったので筆を取っています。
Vtuberという存在が何があっても許せない、という人にはまったく関係のない話なのでここまで読んでいただいて申し訳ないのですがお帰りいただいて大丈夫です。

さて、このカバーのことが発表されたときにTwitter上で少なくない数の否定的な意見を見かけました。
その多くはVtuberや星街さんに詳しくなさそうな側の意見で、端的に言うとカバーされたくない、という意見でした。
私も星街さんやVtuberに詳しいわけではないので、このカバーがどういう経緯でどういう意図があるのか、そんなことを語ろうとは思っていません。
それについてはミリオンライブと星街さん両方に詳しい私の知人が書いているのでお時間があれば目を通してみてください。

私が今回言いたいことはなんでそんなにミリオンライブが外に広がる可能性を閉ざそうとするのか?という点です。
今回はVtuberが発端でしたが、これは今後にアニメ化が来るであろうことを考えるときっとまたどこかで似たようなことが起きると思います。
なので個人的に考えていることを書いていこうと思ってこの記事を書きました。

ファンが増えるということ

では外に広がるとどんなことがあるのか、の前に内に閉じこもっているとどうなるのか。私が知っている範囲で話そうとするとどうしてもサービス終了を迎えたGREE版ミリオンライブ、通称グリマスの話になってしまいます。
段々と勢いがなくなってくると日に日にゲームをやる人が減っていき、新しい話題もなくなっていく。そしてSNS上で話をしているのはいつも同じような人たちばかり。ライブをやると一時的に人は増えるけどそんな人たちも多くは続かない・・・そんな状況なのでさらに人が減っていくという負の連鎖です。
実際に見てきた人にしか伝わらないかもしれませんがコンテンツの死が常にそばにあった感覚がある、という人も少なくないのではないでしょうか。

まずは人が増えたことによる利点を書いてみます。
「自分の好きなゲームの話をしている人が沢山いる」「コンテンツとしての勢いがあるので公式から供給が増える」「コンテンツの規模が大きくなるのでやれることが増える」・・・この辺は簡単に思いつきます。
実際に具体例を表すとグリマス時代のミリオン3rdライブツアーで地方会場で一番キャパシティが大きかったのは仙台公演のゼビオアリーナでした。
その3年後、ミリシタ時代のミリオン6thツアーでは3年前には大きい側だったゼビオアリーナは全公演中でもっとも小さい会場となっていて、3年前と比較して明らかに規模の大きなライブが展開できるようになったことがわかります。
規模が大きくなればライブの予算も大きくなり、自由度が上がり今まで見れなかったものが見れるかもしれない・・・そういった想像は難くありません。
その先に西武ドームで田所さんとした約束を果たせる未来もあるのかもしれません。

では逆に人が増えるとどんなマイナスがあるのか・・・これについては人によって感覚が異なると思います。ここからは私の主観が強いです。
私が一番強く思い浮かべたのは人口流入によるファン層の変化、そして自分がコンテンツのメインターゲットから外れること。
新しい人が増えると、古参vs新規みたいな構図になるような話題を見かけることがあります。なぜ古参が新規を敵視しなければならないのか。
それはきっと新規の人たちが変化をもたらすから。わかりやすくいうと古参の人たちで集まり固まって居心地がよかった自分たちだけの空間が壊れてしまうから。
人によっては古参の中で築いた地位が外から人が来ることによって奪われてしまうから、かもしれません。
しかしそんな古参の集団だけで何年も同じコンテンツを支え続けていられるわけもなく、今の時代どんどん新規のコンテンツが立ち上がり、仲間だったはずのものは知らぬ間にいなくなる。きっとこの記事を読んでいる人の中にも頭に思い浮かんだものがある人も少なくないでしょう。
だからこそコンテンツが長く勢いを持って続くためには、新規のファンこそが重要だと私は強く思っています。

さて、今回の話題のきっかけであるVtuberの星街さんには現時点で25万人のフォロワーがいます。彼女でなくてもVtuberの周りにはいろんなジャンルの雑多なオタクが沢山いると思います。
ミリオンライブに入ってきたきっかけで一番多そうなのは他のアイマスからの流入だと思いますが、そこには数に限りがあります。なので今後ミリオンライブが新たな可能性を探し続けるためには全然違う方向から入ってきたファンというのがより重要になってくるのではないでしょうか。
今回のVtuberのカバーの件もそうですし、今後他のコンテンツとコラボなどがあるかもしれません。そういった新しくミリオンライブを知ってくれる可能性がある入り口で鬼のような形相で早口でまくし立てられて追い返されたら、私だったらそんなところにもう一度頑張って行こうとは思いません。

「嫌いなものを嫌い」というのは個人の自由なので構わないと思います。

ただ、それを変な方向にこじらせたことがもしかしたら「自分の好きな物」の未来を奪う可能性がある、ということは心のどこかに持っていてもいいのではないでしょうか。
私の大好きだったグリマスということコンテンツは残念ながら続くことが出来なかった。そのときに何も出来なかったからこそ、今度は思ったことは外に出して行こうと動いています。
あくまでもこれは私の持論なので異論は沢山あると思います。そういう意見も大事ですのでお時間があればコメントなどいただければ、と思います。

記事も書きおわったので星街さんの「餞の鳥」、苦手意識をとっぱらって聞いてみようと思います。

コメント

  1. 匿名 より:

    加えると星街氏は直近で「アライブファクター」も歌ってみた動画を上げて一定以上の再生回数があり、今更こんな反響が起きること自体が謎でした
    アイマス・ミリオンライブ 本筋の重要な曲ならまだしも餞の鳥はあくまでドラマ中の曲で、こんな他人がカバーすることは絶対に許されない、と口角泡を飛ばすような曲でもなかったはず
    そもそもオリメンやカバー云々自体アイマスの内輪での論理であって、ごく一部の人間とはいえそれを外に持ち出して他人を攻撃など……アイマス、ミリオンこそカバーに次ぐカバーの歴史なのに

    • gasu_y より:

      コメントありがとうございます。
      私もアライブファクターが以前にカバーされたときから存在は知っていたので、今更感ありましたね。
      アイマスの歴史的にカバーが多い点についても同意です。

  2. 匿名 より:

    こんなお気持ち書きたくなかったけどそれでもこの記事に対する反論をさせていただくと、
    まず前提として同氏の「アライブファクター」のカバーは大変素晴らしいものでした。
    そこは私もVでもここまで歌えるのがいるのかと失礼ながら感心したものです。
    ですが、そこに来てこの「餞の鳥」。
    この曲がユニットにとって特別だからどうとかそういうのではなく、純粋に「なぜこのレベルで出してしまったのか」という感情が先に出てしまうのです。
    アライブファクターをあのレベルで歌えるような人が、餞の鳥をこんな低レベルで歌ったものを自信作として出したことが私はすごく残念でならない。
    難しい曲であることは事実ですし、本人は努力もされていることでしょう。
    しかし、アライブファクターをあのレベルで出せる人がなぜこの程度のクオリティーで満足してしまっているのか。
    私にはそれが理解できない。
    ジュリアの曲はこの程度のレベルでいいと思っている。
    そうととられても文句が言えないレベルの所業だと私は感じてしまいました。

    • gasu_y より:

      コメントありがとうございます。
      なるほど、星街さんに苦言を呈したのはVtuberだからでもカバーだからでもなく、アライブファクターのレベルが高いのに餞の鳥のクオリティが低い。
      だからこそマイナスの感情を吐露した、ということですね。
      元々の私が記事を書いて思いを伝えたかった層とはまた別ですが、確かにそういう意見はあるかもしれません。
      星街さんの曲はその2曲しか聞いていないし、十分聞き込んでいるといえるレベルではないのでそれについて私が何か語れるレベルではないのですが、カバー曲という特性上今後もそういう点が目立ってしまうのであれば他の聞いている人にもそれはなんとなく伝わってしまうと思います。
      また、歌は歌い手のほかに聞き手の思いも含めて受け取られるからこそ、良悪の判断は難しいものだなぁ、と改めて感じました。

  3. 匿名 より:

    元デレミリ兼任です。もともとシンデレラのPでしたが、ミリシタでPになりました。
    しかし、今年入ってからの運営の対応に呆れ、チュパ関連でやはりミリオンのノリには合わないと感じて離れました。現状はミリシタ運営に愛想つかした状態なので、知識は多少あるがなんの思い入れもない外野からの意見を書かせていただきます

    一言でいえば、『ミリオンPならこうなるわな』です。
    カバーへの抵抗感というのは理解できます。このアイドルが歌ってこそ!などの思い入れは当然だと思います。ですが、カバーとは本来そういうもので、こちらも多数カバーしているのに何を言うのか、としか言いようがありません。
    また、今回のカバーに対して『蛮勇』『身の程知らず』とでも言いたいようなツイートも見かけました。
    確かに、この曲は『ミリオンPにとっては』名曲でしょう。しかし、他の人にとってはどうでしょうか。私自身、シンデレラの曲で名曲だと思っている曲はいくつもあります。ただ同時に、アイドルやコンテンツへの思い入れ・バックボーンの知識や曲に至る経緯を抜きにしたとき、それでも名曲なのか良曲・凡曲なのかは判断がつきません。そして、P以外は思い入れも知識もありません。
    ミリオンPは、こういった視点が弱いように思います。部外者から見ると、普通の良曲をカバーしたやつに原曲をやたら神聖視してるやつが文句いってる、としか見えないかもしれません。
    仮に、そんなにすごいのか、と原曲に興味もって聞いてもらっても、はたして名曲と思ってもらえるでしょうか。思い入れも知識もない、しかしハードルだけはやたら上がっている。おそらく、なんだよ餞の鳥ってこんなもんか、で終わりでしょう。自分達で曲の評価を不当に下げているんだから世話ありません。

    上のコメントにあるような、もっとやれたはずだろ、というのは良いと思うんです。苦言ではあっても、期待をこめた熱い意見ですし、これこそロックだしジュリアだと思うんです。でも、たかがVTuberごときが、と言ったような大多数のツイートは本当にどうしようもない。結局、自分たちが最高、という閉鎖思考の押し付けになってしまい、人を遠ざけているのが、ミリシタの現状なのかとも思います。
    長文失礼しました。

    • gasu_y より:

      コメントありがとうございます。
      元々の設定なども関係あるのかもしれませんが完結した世界で外に出ようとしない感じはとてもしますね…
      今まであまり目立たなかったからそういう意識が根付いてるのかもしれませんが、今後のことを考えても意識が変わるといいのになあと思います。

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