①全ての始まり
物語は3年前、アプリ「ミリオンライブ! シアターデイズ」(以下、”ミリシタ”と表記)の配信が2017年6月29日に開始されてそこからやく1ヵ月後の8月12日にゲーム内初のランキング形式イベント「ShootingStars」が開催されたことからはじまります。
初の上位イベントの報酬カードのアイドルは「北沢志保」、私の担当アイドルでした。
ミリシタの前身であるGREE版ミリオンライブ!(通称グリマス)でも北沢志保を担当していた私は初の上位が自身の担当アイドルであることを喜び、グリマスでも担当イベントで上位入賞したことがあったのでミリシタでも上位入賞を試みようとします。参考になる情報を求めて、当時アイマスで先行して配信していたデレステをやっている友人に話を聞いてタブレット端末を用意したり、イベントの手順やシアター形式(デレステのアタポン形式と同様)の前後半での動き方などを抑えて、イベント期間中がお盆を挟むこともあり仕事が休みの日もそこそこ準備できました。
そしてイベントの結果が以下の通り、100万ptを獲得して全体の9位入賞を果たします。
自身初めての音ゲーでのイベント参加は今でもかなりがんばった方だと思いますし、いろんな方からも労いの言葉を沢山いただきました。
ミリシタ内初のランキングイベントということもあり、ミリシタ内の実力者がこぞって参加し、中には別の音ゲーでのランカーなど実績やノウハウがある方も多数いる状況でしたので志保担当P以外も数多く参加していました。なので志保上位イベントというよりはミリシタ初のランキングイベントとしての側面が強かった、ということは間違いないでしょう。
そう頭では理解していても私にとっては「志保上位イベント」なので志保の担当‘Pに1位を獲って欲しかった、という気持ちがどこかに強くありました。しかし結果を見ると1位を獲ったのは私でもなければ志保Pでもなかった・・・そのことに個人的に悔しい思いで一杯でした。
ただ、そうは言っても上記のツイートでもわかるように私がイベント期間中に全力で稼いだ100万ptに対して1位の方のptは倍の200万を超えています。つまり私が2人いても勝てません。そんな絶望的な差を見せ付けられたその日から私のミリオンライブ!シアターデイズが本格的に動き出しました。
次に志保の上位イベントが来たそのときには他の誰でもなく私の手で志保Pがイベントを1番頑張ったんだ、そう胸を張って頑張り屋で努力家な私の担当アイドルに報告する、と心に決めたのでした。
②イベントで1位を獲るためにしてきたこと
ミリシタのイベントは基本的にイベントトリガーアイテムを集めてイベント楽曲をプレイしてptを獲得します。イベント楽曲は1曲あたり2分強であり、そこはどうやっても短くなりません。
イベント上位に入賞するためにはいかにイベント楽曲プレイ以外の部分を効率よく(=時間をかけずに速く)、他の人よりも回数を多く(=稼働時間を長く)するかの戦いになってきます。
効率を上げるための方法としてはミリシタに最適な端末や環境をそろえること。
具体的にはiPadPro4(もしくはPro3)を有線LAN化し回線も他者と比較して遜色ないレベルのものを用意することとなります。詳しくはネット検索やSNSで「ミリシタ 周年イベント 走り方」とかで検索すると出てくるのでそちらに譲ります。
稼働時間を上げるための方法としては自分の稼動限界や睡眠時間について理解を深める。例えば何時間連続でミリシタをすると集中力が低下するのか、1日あたりの睡眠が何時間あればベストなパフォーマンスを発揮できるのかは個人差があります。そしてそれはライフスタイルである程度変化させることが出来ます。
世の中には9-17時の定時勤務のほかに夜勤と日勤で不規則にシフトが組まれている人や消防士のように24時間交代勤務の人もいます。このように働き方によって睡眠のリズムも変わってきます。
私はこの3年間で自分の頑張りたいイベントが来るときに少しでも睡眠時間を削りつつかつ集中力をおとさずにすごせるかを色々試してきて身体を慣らしてきました。たかがゲームのためにそこまでするのか、と思われるかもしれませんが私にとってはそれくらい大事な負けられない戦いなのです。
ちなみにいきなり超短時間睡眠での長時間稼動を行うことはまったく推奨しません。第一に健康的な害が大きいですし、今までの経験上いきなり挑戦した人はだいたい反動でイベント中に想定外の寝落ちや低効率状態の遷延を起して普通にプレイするより下回る結果になることが多いです。
また、ミリシタの特徴的なシステムオートライブパスを上手に使って休憩することも非常に大事です。
巷ではオートライブパス走法などとも言われていますが詳しくまとめられているブログもあるので「オートパス 仮眠」などで調べてみてください。
そして個人的に一番大事だと思っているのが実際のイベントを走ってみること。いわゆる実践と経験です。
よくイベントをやったことがない人は「時間と金があれば誰でも音ゲーで上位を獲れる」みたいに思われているようですがそんなことはありません。
理由は簡単で、ユーザー数が多いと「時間と金がある人」がどのイベントにも一定数存在するからです。
ミリシタでは現在約10万のユーザーがいて、その中にイベントごとに2500人の上位入賞者、さらに100人の最上位の入賞者がいます。
最上位の100人に入るためのボーダーは年々上昇しておりますが、それでも100位と10位にはかなりの差があり、イベントによりますが1.5~2倍のpt差がつくことも珍しくありません。ユーザー上位0.1%の100位ですら仕事しながら入賞するのは難しいことも増えてきていますが、そのさらに上のラインを目指そうとする人間、特に3位以内のいわゆる色段クラスはだいたいイベント期間中全休(学校や仕事がなし)でゲームに専念できる環境であり、端末などのハード面や課金の準備なども余念がありません。そしてその多くは過去のイベントで上位入賞を経験してきています。なのでほとんどの場合「時間と金だけを準備してきた人」はそういった人たちに返り討ちにされます。
これはまさに私が初回の志保イベント「ShootingStars」で経験してきたことで他の音ゲーで稼動のコツやノウハウを蓄積した方々に実力差をまざまざと見せ付けられてきた、というのは序章で書いたとおりです。
ただの「時間と金がある人」から脱するのに一番手っ取り早い方法はなんなのか。私が取った方法は「ラウンジに入る」でした。
ミリシタでは協力プレイなどは実装されておらずゲーム攻略的な意味ではラウンジに加入するのはラウンジ称号を獲得する以外にあまりメリットはありません。
しかしラウンジランキング10位以内に入るようなラウンジには上位入賞経験者が複数います。そういった人たちから情報を得て、それを自分にフィードバックする。1人で走り方を探すよりもとても効率よく強くなることが出来ると思います。現在では自身が強くなるために入ったラウンジ「ミリオンマスター!」に長いこと在籍した結果、ラウンジマスターを引き継いでおりますのでそういったことに興味がある人はお気軽に私までご連絡ください。
③イベント「Parade d’amour」
前置きが長くなりましたがようやく今回のイベント「Parade d’amour」についてです。7月4日のミリシタ3周年記念配信内で出演アイドルが発表されました。これは最近のイベントとしてはかなり早い方です。その中に私の担当の北沢志保もいて、MVを見る限り上位報酬である可能性は高い。そしてオリンピック関連で4連休がイベントと重なる可能性が高い。
前述したとおり次に担当イベントが来たときは全力を出すと決めていた私はこの時点で想定されるイベント期間を全休に出来ないか仕事との調整をはじめました。
その結果、イベント開始が7月20日の15時と発表された時点で初日の15~18時は仕事があり速度低下は免れないものの、イベント期間の終了日7月27日の21時までほぼ全休に近い状態を確保することが出来たのです。
ラウンジのサポート体制
今回のイベントではラウンジメンバーやお手伝いの短期滞在者(いわゆる傭兵)にもイベント上位を狙うものが多く、ラウンジランキング1位も狙える体制だったこともあり、ラウンジメンバー有志によるサポート体制が組まれました。
サポートメンバーは複数人でやりくりしてくれて、ボーダーBotに乗らない4~10位のpt推移を30分単位で把握できるように174時間監視体制を築きつつ、Discordという外部ツール(Line通話やSkypeみたいなものだと思ってください)での通話をイベント全期間中立ち上げて、特に深夜~早朝帯の人が少ない時間に眠気に襲われたランナーが予定外に寝落ちしてしまうことを防止してくれました。
このようなサポートを得て、さらに上位を狙う前提条件であるイベント期間の全休はクリアしました。イベントが開始され、序盤は速度低下もあり100位付近からジワジワと順位を上げる展開が続き日付が変わる頃には1桁順位が見えてきました。イベント開始から24時間経過した頃の私の順位は5位付近。私より上の順位にいる人たちはいずれも過去のイベントで1位や色段をとったことあるような猛者ぞろい。イベント後半戦に差し掛かる頃にはトップ集団は私を含めて4人に絞られていました。すでにイベント開始から4日目の朝、84時間経過した時点でお互いの差は約2%、プレイ時間換算で1.5時間程度。ここまでのレベルの争いだとほとんど全員時速は差がないですし、稼働時間も全休相当であると考えられます。つまり今回はこの4人が金と時間に加えて実戦経験もある人なのです
ここからは個人的なイベントのハイライト。(事前に本人たちには許可を取っています)
興味ない人は④まで飛ばしてください。
vs おらんだ
イベント前半戦と後半戦ではイベント曲をプレイする効率が変わる関係でイベント後半戦の方がpt獲得効率がよくなります。そのため、後半戦の休憩時間を減らすために前半戦の最後に仮眠をするのが一般的です。
トップ集団の一番後ろの3~4位を走っていた私はランキングpt推移を見て他の3人が休憩に入ったらそれよりも遅いタイミングで短く休憩を取ろうと考えていました。
しかし4人の中で前半の休憩をほとんどとらずにそのまま後半に突入したのがおらんださんでした。
担当である志保以外のライバルには疎いので、ラウンジメンバーから色々聞いてみると「今年3月に行われたイベント、ツインステージの1位、琴葉担当として参戦」とのこと。これだけで十分強いことが察せられるのですが、さらに今回のイベント期間中のpt推移を見ると高い平均時速を安定して維持して出している。私と違って前半戦に寝落ちっぽい動きはしてなさそう。
この人をこのまま先行させたら逃げ切られてしまう。そうしたらまた志保上位イベントなのに志保担当P以外の方が1位になってしまう・・・3年前の悔しさが私の中にふつふつと湧き上がってきます。正直ユニットメンバー4人のPが走っているので志保担当Pが1位を取れるのは1/4みたいなもんだと頭では理解していても気持ちは抑えられませんでした。また状況としてはトップ4人ではおらんださん以外の3人は志保Pなので最悪ここで私がつぶれても、おらんださんを逃がさなければ他の2人の志保Pが1位獲ってくれるだろう・・・そんな考えも頭によぎりました。当初、前半戦最後に休憩を取る予定だったのを変更して後半戦で休憩するという効率の悪い選択肢になっても、いいからとにかく1位になったおらんださんにくらいついてプレッシャーをかけることを選択しました。
さて、イベントで上位を狙って瞬間でも1位に立った人にはわかると思いますが、実は1位を走っていて後ろからつかず離れずでずっと追い続けられるのはかなり精神的に辛いです。少しでも集中力が落ちて時速を下げると2位の人に追いつかれる。それが1位vs2位の対決なら追う方も気を抜くと背中が見えなくなるので結構大変ですが、今回は私からしたら1位のおらんださんvs2~4位の志保Pという構図です。ぶっちゃけ私の役目は自分の消耗は気にせずにおらんださんを疲弊させること。なので私が追われるときに一番いやな平均的に高い時速で相手との差を無理につめない走り方を選びました。そういった選択をして12時間が経過した頃におらんださんのpt推移に変化が表れました。目に見えて平均時速が落ちてきたのです。そして私もそれを見て走り方を最高速度重視に変更します。そこで一気に抜き去り、同時に私もイベント期間を通じて初の1位の座に着きます。
vs れふ
こうして残り2日半の時点で1位になった私の下につけて2位にいるのがおらんださんだったのは一瞬・・・そこにはそう、れふさんの姿。
れふさんについて少し書いていきます。
私は志保Pで、過去に志保さんが絡んだイベントは基本的に全て上位入賞を果たしています。そしてその全てのイベントで同じようにれふさんも上位を獲得しています。
初めてれふさんを強い志保Pとして認識したのは2018年4月の「MeltyFantasia」イベントの時。当時はまだオートライブパスが存在せず、曲は全て手動で叩く必要があり、難易度ごとに獲得ptに差があったので効率のよい最高難易度以外はプレイすることを許されない時代。バーストアピールの最中、ほんの数十秒で食事やシャワーを少しず進める必要があるという、限界イベントランを行っていました。
ここで私とれふさんはイベント最終日前日の夜までお互いに抜いては限界を迎えて寝落ちして抜き返され、そうすると抜いたほうがまた寝落ちして抜き返すという激戦を繰り広げ、そのときは結果として辛くも私が勝利を収め1位を獲ることができました。
しかしその後のれふさんの活躍はすさまじく、1周年・2周年・3周年のアニバーサリーイベント志保ランキングでは挑んでくる相手が変わっても1位を獲り続け3連覇。今年5月の志保出演イベント「クルリウタ」でも志保P以外の強豪のPたちも抑え付けて1位。それらのイベントでの私は1桁順位に入賞するのがやっとで、れふさんと直接勝負する順位にすら届かないという状況でした。
2年以上もお互いの存在は常に意識する間柄でしたので、今回ももし私が上手くやって1位もしくは2位になっていたら最後に戦う相手、つまりラスボスはれふさんなんだろうなって思ってました。
だかられふさんが2位になった瞬間、ああやっぱり来たなっていう謎の安心感すらあったほどです。
2年前は私が追う立場でした。今回は私が追われる立場。我が最強の好敵手と相対したのはおらんださんを抜いて1位になってからたったの6時間後。つまりイベント終了まではまるまる2日以上も残っていました。
私も2年間、ただひたすらにれふさんに負け続けてきたわけではありません。来るべき日に備えてれふさんの走ったイベントでの記録などはとっています。
めちゃくちゃ強いれふさんでも完璧超人ではありません。まずは回線の速度や平均速度については最近めちゃくちゃ速い人も多い中、そこまでではなく多分おらんださんより遅い(でも私より速い)。そして持ち味は機械のような安定感のあるペース刻みではなく根性と精神力でひたすらに長時間稼動するところ。機械的に同じ速度を出し続ける人も多い最近のイベントランナーの中ではめちゃくちゃ人間くさい動きで、裏を返すと短時間の寝落ちもそこそこあるし精神力が尽きたときは想定外の長時間睡眠になることもあります。直近のクルリウタで下から見ているれふさんは2年前とは別人というくらい強くなっていたので勝ち目は薄いとわかりつつもそこを狙うしかありませんでした。
最初に状況が動いたのはイベント7日目、最終日前日の朝7時頃。れふさんが2位になった時点でのpt差3万(1時間程度の差)が少しずつ詰まってきて私も意識が飛んだりしてそろそろ2万を切るかといった状況。なぜかランキング更新を見るとまたpt差が3万近くまで戻ってきている・・・これはれふさんも結構つらいんだな・・・!と感じた私は動きます。Twitterでその日やっていたアイマス15周年配信を見ながらどんどんツイートを投稿して「アイマス10thの頃はこんなことあったな・・・」と僕は元気に配信見てますアピールをしていきます。
正直こんなのどれだけ効果があるかはわかりませんが、相手に0.1%でもプレッシャーを与えられればいいと思ってやれることは全部やる気概です。だって3年間この時を待ち続けていたのに後悔なんてしたくない。この日の早朝にれふさんが「執念がすごいな」っておそらく私へのツイートしているのを見てこのイベントに対する思いは誰にも負けない、3年間も抱えている時点で執念って言葉も悪くないなって感じるレベルでした。
そしてアイマス15周年配信が終わりを迎えて日をまたぎ、ついにイベント最終日。ここまで3万差で推移してきたptに再びの変化。れふさんの時速が急に上がります。貯めているイベントアイテムを一気に消化してきたのだろうと思い、私もここをしのげば逆に私の勝ちが近づいてくる・・・!と思い必死に最後の抵抗を見せます。pt差がついに1万台(30分程度の差)になった頃に相手のラッシュも終了。これでぐっと勝利が近づいたことを確信した私ですが差はたった30分。ラウメンが通話で私の意識が怪しかったら声をかけてくれるとは言え短時間の寝落ちを数回するだけでも抜かれてしまう差しかありません。気を引き締めなければ・・・と思いなおしているとラウメンから「れふさんが寝た」という声が届いたのは奇しくも前日にptが動いたのと同じ時間帯である最終日の朝7時頃。
こうして私とれふさんの約2日に渡る長い戦いは幕を閉じました。
④勝負の分かれ目はなんだったのか
このような形で無事にイベント1位を獲得することが出来た私ですが、振り返ってみると誰が勝ってもおかしくなかったし、勝因なんてはっきりしたものはないと思います。
よく回線速度の影響を上げる人が多いですが、私が過去に直接戦った強者たちで「回線が遅くて負けた」と口にしているのは見たことがありません。回線が明らかに遅いと勝つのが難しいというのは確かにあるでしょう。しかし個人的には回線速度はある程度以上あればそこまで大きな差ではないと思います。回線速度が絶対的優位なら上位を争う人たちで勝つのはいつも同じ顔ぶれになるはずですが実際には走れば必ず勝つ人なんていません。それくらいには速い回線速度を時速の優位性につなげるのは難しいことなのです。
今回私が頑張れた要素の一つで大きいと思うものは「ラウンジ」の存在です。
志保イベントだということもあって私や傭兵さん含めて数名が10傑を狙うような状況になった時点で、前述したようにラウンジメンバーたちがサポートチームを組んでくれました。
このご時勢なのでリモートワークや自宅でのオンライン授業などで自宅でPCを触れるメンバーが多いというたまたまの要素もあるとはいえ、自分が上位を目指すわけでもないのに私がイベントを走っている全期間、基本的にDiscordの通話に最低でも1人は上位ランナーではない元気な人員を配置して、私たちランナーの状態管理(予定外に寝落ちすると”監獄”という騒音部屋に飛ばされます)やライバルになるであろう人たちのpt推移や近隣順位との差のつまり具合などを適宜伝えてくれました。これらだけでも感謝なのですが、会話をつないで眠気で集中力が落ちてないかを確認しながら、アイマスに限らずいろんな話題をふって意識をたもつのに力を貸してくれました。私はイベント期間のほとんどを通話して過ごしており、彼らには本当に頭が上がりません。
あとは状況的にも私にとって有利だった因子もあり、それがこのイベントの開催時期です。最後まで争ったれふさんは志保ランキング3連覇をしており私よりも直近の消耗が激しかったと考えると、周年イベント直後ではない別の時期であったら結果はまた変わっていたのかもしれません。またカレンダーに4連休があったのは普段休みが取りづらい私にとってはとてもありがたく、イベント告知が早かったのもあり環境を整える準備ができました。
そしてきっと最後のほんの少しの差はこのイベントにかけてきた時間の長さ。3年前に悔しい思いをして、そこから元気が1でも相手より少ないとほんの数秒でも不利になるかもしれないと考えてPlvを上げ、音ゲーがへたくそなまま(3年前のイベントでは最高難易度ではフルコンボとれないどころか何回もコンティニューしてます)だと競り合ったときに無駄に疲弊して先につぶれてしまうかもしれないと3年間で全曲フルコンボとれるように日々努力を重ねてきました。
また、ほめられた話ではありませんがイベント期間中はある程度睡眠時間を短縮することがどうしても必要になってきます。これも実際に複数回イベントを上位で走りながら自分の限界がどこにあるのかを探り、どうやったら限界を上回れるのかを3年間かけて調べて徐々に身体をイベントに向けて調整していっています。これに関しては努力の成果と誇れるようなものではなく3年間という長い時間かけて専門家にも相談した上での執念の副産物です。決してマネはしないで欲しいし、一朝一夕でにたような事をしようとすると、ただ健康を害する結果に繋がるだけなのはいうまでもないでしょう。
こういった一つ一つの要素ではトップを争ったライバルたちと決定的な差にはならないけど全部まとめた総合で、今回はたまたま私が僅差で勝ったという結果に繋がりました。ここにいたるまでには私も沢山失敗して負けてます。やっぱり負けると悔しいんですが、ただ悔しいだけでは前に進めないので負けた相手との差がなんだったのかを考え続けたのが今回の一番の勝因なのかしれません。
そう考えると、周りの存在、特に競い合ってくれるライバルたちは重要な存在で、今いる場所は決して1人ではたどり着けなかったと心から感謝していますし、これからもミリシタのイベントを一緒に盛り上げられるように頑張りたいと改めて思いました。
⑤私はやっぱりミリオンライブが好き
そんなわけで3年越しの悲願を達成した私ですが、これだけ長く背負っていた肩の荷がようやく下りたので燃え尽きたりするのかな・・・とか考えてましたが、そんな心配は全然要りませんでした。
Parade d’amourのイベントコミュを見たらいつもしっかり物でクールなイメージで物語にかかわることの多い志保が、お姉さん3人に囲まれて妹キャラとして扱われてかわいい面が押し出されており、担当アイドルのあらたな一面に魅せられた私はこれからも無限の可能性を探していかないとな・・・と担当の北沢志保と共に歩んでいこうと決意を新たにしたところだったりします。
今後はミリオンライブ!のアニメ化も控えていますし、担当アイドルやコンテンツを私なりのやり方で少しでも応援できるように引き続き頑張っていきたいと思います。
長文お付き合いいただきありがとうございました。イベント上位勢の世界に興味をもった方、ラウンジ「ミリオンマスター!」でお待ちしております。
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