Act-4でフラスタ出しませんか?

11/9追記
ミリオン過去最大数の勢いでフラスタ企画が立っている現状のため、フラワースタンドを出しなれたお花屋さんではすでに製作枠(予約)が埋まったという話を見かけます。
今後お花屋さん探しは時間経過とともに大変になるとみられ、現時点ではフラスタ出せるかはわからないことを断ったうえでお花屋さんに相談してみるのは有効だと思います。

注意事項

現段階ではミリオンライブ!10thツアーライブAct-4の情報は日付と会場以外ほとんど発表されていません。
そのためフラスタ(フラワースタンドの略)が出せるかも確定していないのですが、同じ会場で開催されるSideMのライブでフラスタの展示が可能なのでミリオンライブ!でも大丈夫なのではないかと思い書いています。
おそらくAct-3で出演者などの情報も出ると思うのでそれからでも遅くないのですが、水面下での準備なんて早いに越したことはないということでこの記事を書いています。

Act-4「MILLION THE@TER!!!!」

出演者の情報も出ていない段階でこんなことを書くのもおかしな話ですが、このライブタイトルを見て39人分のアイドルのソロフラスタがたっているところを見たいと思ってしまいました。
フラスタは誰かに強制されるものでもないし、イラストを付けてソロフラスタにしなければならないなんてルールも当然ありません。募集企画になっていない単独出資でのフラスタやイラストなしで応援の気持ちを伝えるフラスタも立派なフラスタです。ただそういったものは経験上会場に行ってみないとその存在に気づけないことが多く、誰かが出してくれているだろうと思ったら会場には担当アイドルのフラスタがなかった…なんてことがある場合も当然あります。
私が最初に4th武道館で初めてフラスタを出したのも志保さんのフラスタがたってないんじゃないか、と思って動き出したのがきっかけです。
今回のAct-4、ミリオンライブ!10年の集大成のライブでそれぞれのアイドルを応援する形がフラスタとして並んでいたら素敵だな…と思い、4thの時の私みたいに何か自分でやろうとしている人がいるのであればと思ってこのページを作りました。

フラスタを立てるのに必要なもの

以前フラスタの記事を書きましたが、今回はアイドル単体でのイラスト付きフラスタ企画という形に絞って書いていくことにします。
まず大前提として公式から会場へのフラスタ設置の許可が下りないとフラスタは出せません。(Kアリーナは会場としてはフラスタを置けるようです。10thライブを通してAct-1,Act-3はフラスタ設置可だったのでAct-4も出せる可能性は高いと考えています)
次に必要なのが協力してくれるお花屋さんです。スタンド花を素人が作るのは技術的にも設備的にも無理だと思いますのでプロにお願いします。ただし、お花屋さんを探すのは正式に公式から許可が下りてフラスタを出せることが決まってからでいいと思います。(会場も都心部なので対応可能なお花屋さんもたくさんあります。)
ここからは主催に必要なものですが、「お金」と「時間」と「覚悟」です。それ以外はあった方がいいけどなくてもなにも問題ありません。例えば「人脈」はあった方が参加者も増えるしイラストレーターも探しやすいと思いますがいずれも必要な「お金」と「時間」を減らしてくれるだけとも言えます。なので早くから動き出して想定より多くお金を用意しておけば基本何とかなります。ここからはそれぞれ具体的な話をしようと思います。
(以下、初めて出すことを想定して書きます)

必要な「お金」

フラスタを出すのにはそれなりにお金がかかります。具体的には①フラワースタンド本体の代金②イラストレーターさんへの依頼料③パネルの製作費がメインとなります。
①フラワースタンド本体への代金ですが、お花屋さんによりけりですがシンプルな構成のフラスタ()であれば4-6万円程度のことが多いです。予算が少ない場合にはバルーンを入れてお花の比率を減らしたりすることで対応してくれるお花屋さんが多い印象です。逆に花びらを敷き詰めてちぎり絵みたいな感じで何かをモチーフにした()フラスタを作成する場合などは10万円近くかかることもあるので、何か明確にやりたいことがある場合には予算も必要なことが多いです。
②イラストレーターさんへの依頼料はピンキリです。なので心に決めたイラストレーターさんがいる場合には直接聞いた方が早いです。私の周りのよくフラスタを出す仲間たちに聞くと1万~5万くらいの回答が多いですがそれも構図や点数、締め切りまでの余裕度合いなどにより都度変わってきます。
イラストレーターさんに聞く場合にはまだフラスタが出せると決まったわけではないという前置きをして【1⃣フラスタのイラストの依頼を受け付けているか2⃣スケジュール的に可能か(納期は2月上旬~中旬頃)3⃣依頼した場合の原稿料はどの程度か】は必須だと思います。3⃣については描いてほしいイラストを具体的に伝えると詳細な答えが返ってきやすいです。例えばアイドル1人のイラストなのかアイドルと声優を並べた2人のイラストなのか、バストアップや上半身だけ()なのか足元まで含めた全身()なのか、ポーズ・構図はおまかせなのか指定があるのか…などですがいずれも後者の方が高くなることが多いです。
返答が予算感からして難しい場合には素直にそのことを伝えましょう。個人的に値下げ交渉はトラブルのもとと考えているので初めてフラスタ出すのであれば別のイラストレーターの方を当たった方がいいと思います。
③パネル製作費はネットプリントで花屋さんに直送してくれるサイト(プリオさんなど)を使えばおおむね1万円以下で済みます。たとえばこちらの場合には上と下のパネル合わせて送料含めて8200円です。ただし1mを超えるような大きなパネルを使用する場合には2万円以上近くかかることもあります。(アイマスのレギュレーションで高さ180cmまでなのでそもそものデザインの工夫も必要になりますが…)
たとえばの話ですが①フラスタ代5万②イラスト原稿料3万③パネル代1.5万と仮定すると全部で9.5万円と結構な出費です。企画にした場合はここから協賛を募った分だけ経費が減額になります。具体的には1口(a)円×(b)参加人数×(c)手数料引いた額が集まります。
(a)1口の値段は1000円から1500円くらいが多い印象です。1口が安い方が参加のハードルは下がりますが例えば1000円から500円にしたら倍の参加者が集まるかというとそんなことはありません。経験で言うと2000円を超えると壁がある感じがします。たまに見かけるかかった費用を参加人数で割りますみたいなやつは個人的によくないと考えていて、最大でいくらかかるかわからない企画にはなかなか手を出しづらくなります。やるのであれば最大でも1口1800円(上限)、参加人数が〇人超えたら1500円~みたいに段階を付けて下げていくことを明記するのがいいでしょう。
(b)参加者の人数ですが、これはかなり主催とイラストレーターさんの影響力によって変わってきます。何回もフラスタを主催しているとリピーターさんみたいな参加者もある程度いるので下振れは少なくなりますが、初めての主催だと早めに企画とイラストレーターさんを告知することで20~30人くらい、うまくいって50~60人くらいという感じだと思います。イラストレーターさんをそのアイドルを書くことに定評のある方にお願いすると企画参加者も増える傾向にありますが、その分原稿料も高くなることが多いです。個人的な趣味で言えば有名かどうかよりその人のイラストでフラスタを出したいかどうかが一番大事だと思っていますが、そこに関しては人それぞれの考え方があるでしょう。
(c)手数料、というのは支払い代行サービスを利用した場合の話です。有名なところではPassmarketやPaypalなどです。だいたい4-5%くらいの手数料がかかりますがその分直接のやり取りをせずにすみます。逆に現地での支払いを最優先にすると参加者の協賛した分はそのまま集まります。ただ、やったことあるので言いますが現地で30人以上とやり取りするのは結構大変です。少なくとも1時間以上早めにライブ会場入りして自分は動かず定点にいることが必要で、実際には早めに来る人や遅刻する人、場所がわからない人への案内説明なども出てきてライブ直前にわちゃわちゃするのでライブ前にやりたいことがある人には向かないでしょう。
というわけで初めての主催であると想定するとこれらを勘案して1口1500円で25人くらいの参加者で手数料を引くと参加者からのカンパは3.6万円、頑張って50人集まればその倍の7.2万円となります。参加者25人で必要経費が9.5万円だった場合には持ち出し5.9万円となります。
これは少し厳しめの想定ですがやはり5万円くらいは主催の持ち出しになると覚悟した方がいいです。
一番変動しやすいのはイラストの原稿料なので逆に自分でイラストを描ける人であれば持ち出しはかなり少なくなりますし、そうでなくてもイラストレーターさんに依頼する際に「予算〇円で××のフラスタイラストを描いていただくことが可能か」と予算ありきで話をすすめてだめならすっぱりあきらめて別の方に聞いてみるという手順を踏むのであれば持ち出し部分は減ります。
逆にこれは持ち出しが増える話ですが、毎回大きなライブで特定のイラストレーターさんのイラストでソロフラスタを出すことが恒例になっているアイドルの場合、そのフラスタが今回も立つという心づもりで担当Pたちもいるので2個目のソロアイドルフラスタの参加人数は増えづらい傾向にあります。そういう心当たりがあるアイドルの場合には持ち出し+1万円くらいのつもりでいた方がいいかもしれません。

必要な「時間」

フラスタ企画で必要になってくる時間は①参加者とのやり取りにかかる時間②イラストレーターさんとのやり取りにかかる時間③実際のパネル製作やお花屋さんとのやり取りにかかる時間がメインになってきます。
①企画にすると協賛が集まる代わりに参加者とのやり取りが増えるので必要な時間は増えます。
現状ではX(旧Twitter)とTwiplaで企画を立てるのが一般的ですが、Twitterはそもそも大人数とのやり取りに向いていません。多数の参加者に同じ文面をDMで送るともれなくスパム扱いされますので時間差をつけたり少しずつ送るなどの工夫が必要です。
またDMは相手のページを開いてさかのぼらないと前のやり取りがわからないので各参加者と初期連絡・支払い説明・入金確認・ネームボードへの記載内容確認のどの段階まで進んだかなどは別途スプレッドシートなどで管理しないとまず間違いなく何かしら抜け落ちます。
そして参加者が増えてくると相手も人間なので向こう側のミスも増えてきます。企画にするというのはそういったものをちょっとずつ塗りつぶしていく地味な作業です。
参加者とのやり取りの大半は企画直後と企画締め切り前後に集中しますので逆に言えば自分の時間に余裕があるときを締め切りにするのは有効だと思います。
②イラストレーターさんとのやり取りについては私の場合ですが、企画やりたい!ってなった時に初めまして…からのDMを送ることが大半です。創作活動をしていない人の大半は気軽にやりとりができるイラストレーターさんなんていないと思います。そういう意味では前項でも触れましたが一番時間がかかるのはイラストを描いてくださるイラストレーターさんを見つける部分かもしれません。現時点ではフラスタが出せるかわかりませんが、自分の好みのイラストを描いてくださる方にアプローチをしておくのに早すぎるということはないと思います。
私の場合、自分で明確にこういうものを書いてほしいという依頼よりもイラストレーターさんと相談しながら何個かの候補から絞っていくという形にすることが多いです。なので実際のイラスト作業に入る前、今回だったらコミケが終わって年明けくらいから相談していく感じになるのではないかと思います。Act-4の情報やグッズなどを見ながらこれがいい!というものをDMでキャッチボールしながら進めていく感じなのでこちら側はそこまで時間はかかりません。ただしイラストレーターさんの方は原案をラフにしたりしながら確認して進んでいくのでギリギリにならないようにスケジュールに余裕を持っておく感覚を大事にしています。
③実際のフラスタの作業にかかる時間についてはフラスタが公式から設置可能であるといわれた直後にお花屋さんを探す作業、お花屋さんとフラスタの全体像を相談する作業、イラストやネームボードの実作業がメインになってきます。
お花屋さんを探す作業は今回は関東近郊なのでそこまで時間かからないと思います。(地方だとフラスタ対応してくれるお花屋さんが多くないので意外と大変)
実際に時期が近づいてきてイラストの方向性が決まってからフラスタのイメージを伝えて製作可能かとか予算内になるかなど相談していきます。自分で簡単なイラストが描ける人なら模式図を、そうでないなら頑張って貧弱なイメージイラスト+詳細な説明で乗り切りましょう。(初めて私がフラスタを出した時のイメージです。これでもしっかりとフラスタになるのでフラスタの方向性を伝えてお花屋さんにある程度おまかせというのも選択肢の一つです。)
イラストボードやネームボードの作業は人によって方式が変わってくると思いますが、私はイラストレーターさんから頂いたイラストファイルのサイズ編集とカットライン作成、ネームボードの配置やデザインを自分でやるのでだいたい半日くらいかかってます。多分今回だと2月中旬の休日を半分使ってやることになると思います。
この作業は初めてだと時間かかるので大目に見積もった方がいいと思います。イラストレーターさんの多くはイラストをAdobe系のファイルで送ってくださることが多いのでPCを持っていない人はキンコーズなどのPhotoshopがインストールされたPCをレンタルして使うことになると思います。自前でPCを持っている人は初めてなら7日間無料お試しで利用できるので実際の製作でイラストが完成する前後くらいにインストールして7日間で作業を終わらせればここに関しては費用は掛かりません。
ここまでかかる時間についてみてきましたがやはり締め切り前後(今回で言うと2月上旬~中旬)はフラスタの様々なことに時間がかかります。初めての主催であれば仕事や学業で多忙な時期と被らないように締め切りを設定するのがよいと思います。逆に言うとどうやっても2月は忙しくて時間が捻出できないという場合にはよほど余裕を持ったスケジュールで動いて1月中に終わらせるくらいでないと厳しいと思いますが、その場合には締め切りも早くなるので参加者は相対的に少なくなる傾向にあります。

必要な「覚悟」

初めてのフラスタ主催は正直言って大変だと思います。
それでもライブを少しでも彩ることができたなら、と思うと頑張ることができちゃうものだったりもします。
動き始めが早ければ時間でピンチになることはそんなにありません。ぎりぎりになってからフラスタ出そうとすると大変ですがイラストレーターさんだけ早めに見つかればあとはおそらく年明けから始動しても間に合うんじゃないかと思います。
1番大事なことは最後までやり遂げることですが、そのためには多少予定通りにいかなかったときに何とかできるようにするための資金力が重要だったりします。
参加者が他に誰もいなくてもお花は出します、くらいの気持ちでやってれば何とかなると思いますが、なんとかならなかったらお金を集める前に素直に参加者に謝ったうえで中止にすればいいだけです。10thライブの千秋楽は今回しかないのでやらない後悔よりもやって後悔かなっておもったのでここに書いてみました。

終わりに

まだ何も情報が出ていない状態で勢いで書いてしまったため読みづらいところやわかりづらいところもあると思います。
実際にAct-4でフラスタが出せるってなったらもう少ししっかりした形で動いてみようと思いますのでその際にはお付き合いいただけたら幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました